2016年8月27日~2017年2月26日までMBCで放送された、
韓国人男性イ・ジャンゴと北朝鮮女性キム・ミプンの
カップルが主人公の、話題を呼んだドラマ「吹けよ、ミプン」。
イ・ジャンゴとキム・ミプンの初々しい愛の話、
そして1000億ウォンの財産をめぐる奇妙な神経戦が繰り広げられ、
初回からお茶の間の心を掴みました。
マ・チョンジャ家族、イ・ジャンゴ家族、
キム・ミプン家族の3家族が繰り広げる、
真正な愛と家族の大切さを綴ったストーリー。
では「吹けよ、ミプン」第1話のあらすじ紹介です。
※ネタバレを含みますので注意!
写真出典:stylus
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<吹けよ、ミプン 第1話あらすじ>
写真出典:http://www.imbc.com/broad/tv/drama/mipoong/cast/
キャスト・登場人物はこちら→「吹けよ、ミプン」キャスト
出会い
イ・ジャンゴとキム・スンヒ(後のキム・ミプン)が
初めて出会ったのは2002年マカオ。
イ・ジャンゴの父イ・ギョンシクが事業に失敗をして、
マカオに移り住み食堂を経営しています。
両親に頼まれて市場へ買い出しに出かけるイ・ジャンゴ。
イ・ジャンゴはマカオに留学して国際学校に通っていました。
イ・ジャンゴが自転車で学校へ行く途中、
交差点で別の自転車と出会い頭にぶつかって倒れてしまいます。
そこに後ろから来た車が止まり、
車の中から外の様子を見ようと顔を出したのが転校生キム・スンヒです。
キム・スンヒの兄キム・ヨンチョルが急いで車を降りて、
イ・ジャンゴに「大丈夫ですか。」と声を掛けて起こしてくれます。
同じ学校の制服を着ています。
キム・スンヒは車の窓からまた顔を出して
「スピード出し過ぎに気を付けて、
安全運転で。」と言って立ち去ります。
そんなキム・スンヒを見送りつつ、
「あれ、うちの学校の方へ行ったみたい。」と言いながら後を追うイ・ジャンゴ。
離散家族を探して
一方、6.25朝鮮戦争の時に、
北朝鮮に家族を置いたまま韓国へ避難して、
始めた事業が成功した1,000億ウォンの財産家キム・ドクチョン。
この時ソウルではキム・ドクチョンは、
北朝鮮にいる家族を探すために必死でした。
北朝鮮にいる家族を探していると知人に話しているのを、
マ・チョンジャがこっそり外で立ち聞きしています。
マ・チョンジャは帰宅して
「どうせ私たちは他人よ。」と言って八つ当たりしています。
「キム・ドクチョンの本当の家族は
北朝鮮にいる家族だけ?!」と
キム・ドクチョンに裏切られた気分のマ・チョンジャ。
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大喧嘩
キム・ヨンチョルとキム・スンヒが自分と同じ国際学校に
通っている事が分かったイ・ジャンゴ。
イ・ジャンゴが韓国出身と知った途端に敵対心を露わにする
北朝鮮出身のキム・ヨンチョルとキム・スンヒ。
イ・ジャンゴの母ファン・クムシルは、
「北朝鮮出身で、子供二人を国際学校に通わせるとは、
よほど富裕層の家だわ。」と言い、
「北朝鮮出身の子達と付き合っていい事なんかないわよ。」と言います。
イ・ジャンゴは「心配いらないよ。
付き合おうとも思わないし。」と言います。
転向した来たばかりのキム・ヨンチョルの面倒を
見るように言われたイ・ジャンゴの親切を、
キム・ヨンチョルは「南朝鮮のお前から
助けてもらう事はない。」と拒絶します。
キム・スンヒも、韓国出身のイ・ジャンゴに
対して冷たく接したので、
お互いいざこざが絶えませんでした。
ある日そのいざこざがとうとう爆発しました。
体育のバスケットボールの試合中、
イ・ジャンゴとキム・スンヒの兄キム・ヨンチョルが
気まずい雰囲気に。
そしてとうとう取っ組み合いの喧嘩になりました。
偶然にその現場を通り過ぎたキム・スンヒ。
慌てて二人に駆け寄ります。
そしてキム・スンヒはイ・ジャンゴの腕に
噛みついてジャンゴが倒れたところで、
「どうしてお兄ちゃんの事叩くの!
ただじゃおかないから!」と大きな声で怒鳴ります。
英語でしゃべっていたキム・スンヒも感情的になって
朝鮮語で怒鳴っています。
イ・ジャンゴは驚きます。
先生が仲裁に入って喧嘩は収まります。
退学騒動
喧嘩をして退学になりそうなイ・ジャンゴとキム・ヨンチョル。
学校側では、イ・ジャンゴとキム・ヨンチョルの両親を呼び出します。
イ・ジャンゴの母ファン・クムシルは、
「うちのジャンゴはとてもいい子で、
悪いのはあちらの子達でしょ。
あちらから喧嘩を吹っかけて来てどうして、
うちのジャンゴが退学にならなければ
いけないんですか。」と言います。
キム・ヨンチョルとスンヒの母チュ・ヨンエは、
「暴力を誘導したのが悪い。」と反論します。
校長は国際学校の規則違反によって退学するか、
それとも二人が仲直りをするなら、
それを条件として退学処分を取り消しすると
校長が提案します。
「もし退学したくないなら、仲直りしなさい。」と
説得するイ・ジャンゴの両親。
「血も涙もないヤツとは友達になんかなれない。」と怒るイ・ジャンゴ。
「良く考えてから言いなさい。
本当に学校を卒業できなくてもいいのか。」と
ジャンゴの父イ・ギョンシク。
「学校を卒業できないなら、
うちの学校に入ればいいじゃないか。
嫌なヤツとは絶対に友達になれないよ。」と
言うのは弟のイ・ジャンス。
「あと何か月か通えば卒業なんだから、
ここで退学になったら元も子もないわよ。
一体学費がいくらかかってると思ってるの。
せっかく校長先生が機会を下さったんだから。」と母ファン・クムシル。
イ・ジャンゴは無言で部屋を出て行きます。
仲直り
イ・ジャンゴとキム・ヨンチョルは退学せずに
仲直りする条件として、一週間一緒に奉仕活動をします。
けれどもたびたびキム・スンヒが
イ・ジャンゴに嫌がらせをします。
そしてイ・ジャンゴはキム・スンヒに「チビ」と言うと、
キム・スンヒは、「私がチビなら、
お前は醜い干し鱈だ。」と反抗します。
ある時はイ・ジャンゴが掃除をしていると、
キム・スンヒが上から水をかけたりしてイタズラをします。
そしてある時キム・スンヒが兄の復讐だと言って
ボールを投げて嫌がらせをするので、
イ・ジャンゴがボールに当たって死んだふりをします。
キム・スンヒは驚いて泣きながら謝ります。
キム・スンヒが嫌がらせをしていたという事実を知った
キム・ヨンチョルも、イ・ジャンゴに妹の過ちを謝り、
イ・ジャンゴも謝ります。
イ・ジャンゴはキム・ヨンチョルの謝罪を受け入れ、
そのことをきっかけに二人が友達になっていきます。
するとだんだん距離が近くなってキム・スンヒは
イ・ジャンゴに片思いするのでした。
キム・ドクチョンのいとこチョ・オンマン
チョ・オンマンと息子チョ・ダロが経営していた
事業が財政難になり、伯父のキム・ドクチョンに
助けて欲しいと哀願します。
思いを寄せるキム・スンヒ
イ・ジャンゴとキム・ヨンチョル、
そしてキム・スンヒはプールで楽しく遊んでいます。
イ・ジャンゴがキム・ヨンチョルに
筋肉質な体を自慢しています。
そしてイ・ジャンゴを見ているキム・スンヒ。
キム・スンヒはイ・ジャンゴに気があるようです。
イ・ジャンゴを思い出しては照れているキム・スンヒ。
キム・スンヒはイ・ジャンゴの学校帰りを付けて行きます。
イ・ジャンゴは、キム・スンヒがまた
イタズラをしようとしていると勘違いし、
「どうしてまた付けてくるんだ?
まだ俺にしたりないイタズラがあるのか。」と尋ねます。
「マカオに来てまだ観光もしてないから、
ジャンゴ兄さんが観光案内して。」と頼むキム・スンヒ。
マカオ市内に行くバスか来ると、
イ・ジャンゴはキム・スンヒの手首を掴んで走ります。
悲しみの傍で
キム・ドクチョンは北朝鮮の家族はみな死んでしまったという
青天の霹靂のような知らせを受けて、
大きな衝撃に包まれました。
マ・チョンジャは、義父のいとこである
キム・ドクチョンには
家族がなく彼の財産1,000億ウォンは
いずれ自分の手に入ると
確信して喜びを隠せずにいます。
もし義父チョ・オンマンが先に逝くことになれば、
夫チョ・ダロが財産相続することになると
知ったマ・チョンジャは弁護士に相談します。
そしてマ・チョンジャは、
「楊平果樹園に江南ビル、商店街の建物・・・。
私が知っているだけでも500億を超える財産。
月に1億ずつ10年間使っても120億。
100年以上も使える。」と言って
キム・ドクチョンの財産を狙います。
北朝鮮の家族
その時北朝鮮にいるキム・ドクチョンの妻スノクと
息子キム・デフンは生きていました。
スノクは人生の終焉を控えてキム・デフンに
「韓国に父親が生きている。名前はキム・ドクチョンだ。
お前の父親はお前が産まれた事も知らないので、
父の存在を話したらお前が父親を
ずっと恨み続けただろうから
父親の事を秘密にしていた。
それに叔父さんが私を実家に連れて
行ってくれなかったら
今頃は私たちも生きていないだろう。
南北が統一したら必ず会うように。」という言葉を残しました。
キム・デフンは初めて父親が韓国で生きているという
事実を知って驚愕しました。
そのキム・デフンがまさにキム・ヨンチョルと
キム・スンヒ兄妹の父親だったのでした。
ところが、キム・ドクチョンは
妻スノクが死んだと思っており、
さらに悪いことに妻スノクが
息子キム・デフンを生んだことも
知らずにいる状態でした。
キム・ドクチョンが妻スノクが死んだと思って
涙を流して悲しむ中、
そのようなキム・ドクチョンの財産を
狙うマ・チョンジャ。
写真出典:http://www.imbc.com/broad/tv/drama/mipoong/clip/
あとがき
同じ民族でありながら、分断の歴史が長い韓国と
北朝鮮の違いを描きながら、
遺産相続をめぐる話を愉快に綴ったドラマです。
韓国男性と北朝鮮女性をテーマにした
テレビ番組が韓国で人気になっていますが、
ドラマでもこのカップルに視聴者の興味と注目を集めています。
次回第2話では歳月が流れて2015年になり、
大人になったイ・ジャンゴが弁護士になって登場します。
どんな姿になっているのか楽しみですね。
第1話の視聴率は10.4%でした。
では次回第2話に続きます。
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