[主治医が見つかる診療所]7月4日放送
ちょい足し食材第4弾「梅干し」
日本古来の保存食「梅干し」
昔から食欲増進・抗菌効果など健康に良いことは周知のとおりですが
最近新たな研究結果が発表されて注目されています。
最新の健康効果とは
それは梅干しと「骨密度」に意外な関係があるという事でした。
梅干しを週1~2個食べている人は、まったく食べない人に比べて
骨密度が約1.2倍高いという結果が出ました。
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梅自身に骨を作りやすくする機能性があることがわかりました。
そして梅干しに含まれているクエン酸はいろいろなものと吸着するキレート作用があり、
その作用によってカルシウムとクエン酸が一つになって体内に吸収しやすくなります。
また梅に含まれるバニリンという成分(バニラの香りの元になる成分)が、
体内に吸収されると脂肪細胞を刺激して脂肪が燃焼されやすくなり
肥満予防につながります。
以上の事から梅干しには骨粗しょう症や肥満の予防に効果があることがわかりました。
和歌山県みなべ町の産地で良く食べられている梅干しレシピを紹介します。
<梅炊き込みご飯>
お米を炊く時に、米一合につき梅干し1個を入れて炊く。
炊き上がったら、種を取り出しご飯を混ぜる。
ほんのりまんべんなく梅のおいしさを感じられます。
<サバの梅煮>
地元の郷土料理で、水+醬油+砂糖+梅干しでサバを煮ます。
魚の臭みが消えます。
<梅びしお>
梅を水に数時間浸して塩抜きをする。
水気を切って種をとり、つぶして裏ごしする。
なべに入れてみりんと砂糖を加え焦がさないように木べらで練る。
この梅びしおを使って
<梅びしおのエビチリ>
<鶏もも肉の梅びしお焼き>
<梅びしおのマカロニサラダ>など色々な食材と相性が合います。
<梅しょう油チャーハン>
しょう油に青梅を約1か月つけ込んだ梅しょう油を使ったチャーハン
<焼き梅>
バーベキューの時に梅干しも焼いて、タレに焼いた梅干を入れて焼き肉につけて。
この時の梅干しは蜂蜜梅干しがオススメ
骨粗しょう症や肥満の予防に使う梅干しは昔ながらの梅干しでも
ハチミツ梅干しでも効果は変わりません。
塩分が気になる場合は梅干しを調味料として使うことをお勧めします。
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