第19話では検察総長の立候補者シン・ヨンイルの聴聞会でとうとうチョ・ドゥルホがシン・ヨンイルの悪事を暴きました。
いよいよ最終回を迎えます。
では「町の弁護士チョドゥルホ」第20話(最終話)のあらすじ紹介です。
※ネタバレを含みますので注意!
出典:http://www.kbs.co.kr/drama/chodro/
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<町の弁護士チョ・ドゥルホ 第20話あらすじ>
出典:http://www.kntv.co.jp/prog/detail/?p=32400
キャスト・登場人物はこちら→「町の弁護士チョ・ドゥルホ」キャスト
シン・ヨンイルの聴聞会が終わり
チョ・ドゥルホが外に出ると、たくさんの記者に囲まれます。
「シン・ヨンイル検事長は、全ての罪を認めて公職から身を引くのが、人間としての最低限の道理だと思います。そしてチョン会長には体調が悪い中、証人として出席してくれたことに感謝します。」とチョ・ドゥルホ。
「どうやってチョン会長に証人をお願いしたんですか。」とペ・デスがチョ・ドゥルホに尋ねます。
「朝、連絡が取れないから心配しましたよ。」とファン・エラ。
すると「警察から電話があったから、ソン刑事に電話してみて。」とチョ・ドゥルホはファン・エラに指示します。
ファン・エラが警察に行くと、ソン刑事が「チョ弁護士から電話があって、殺人犯ひとり捕まえて欲しいと。それでチョ弁護士に言われたとおり空港に行くと、こいつがいて。」と言います。
この男がまさにシン・ヨンイルから依頼を受けてチョ・ドゥルホを消そうとした犯人でした。
ちょうど海外へ脱出する直前に捕まったのです。
「証拠は掴んでるの?」とファン・エラが尋ねると、「これですよ。」とソン刑事。
一方シン・ヨンイルも記者に囲まれます。
「チョ・ドゥルホは30年間検事職をしてきた私への冒涜であり、検察に対する挑戦です。厳重な法的対応で責任を問います。」とシン・ヨンイル。
シン・ヨンイルが事務所に戻ると、シン・ジウクがものすごい剣幕で入って来ます。
「お父さん、さっきの聴聞会での証拠は本当ですか?人が亡くなっているんですよ。私はあなたを助ける自信がなくなりました。」と怒鳴るシン・ジウク。
代表の座
金山法律事務所の代表の席で聴聞会関連のニュースを見ているのはキム・テジョン。
金山の代表チャン・シヌを裏切ったキム・テジョンがついて行ったシン・ヨンイルは検察総長の任命状ではなく、拘束令状が出るような立場になっています。
「ここがキム弁護士の部屋なの?どうするつもり?シン・ヨンイル検事長が落選したら、キム弁護士はあっという間に木から落ちた猿のようになっちゃうわね。」とチャン・ヘギョンがキム・テジョンに言います。
「まだ分からないだろ。証拠が操作されている可能性もあるし。それに俺が検事長と深い関係でもないし。」とキム・テジョン。
「関係ないの?次期検察総長と親しいキム弁護士が金山の代表を乗っ取ろうとしてたじゃない!」とチャン・ヘギョン。
「とにかくチャン・シヌ代表は有罪が確定して自動的に代表が代わるし、チャン弁護士は代表の家族だから会社のイメージ刷新のため助けにはならない。だから俺が代表を務めるから心配するな。」とキム・テジョン。
「一言言わせて。そう簡単に金山を乗っ取ろうとしないで。自分の利益ばかり考えてはあっちにくっ付いたりこっちにくっ付いたりしてないで。それに二度とここには入って来ないで。」と忠告するチャン・ヘギョン。
父親として
マイケル・チョンは父であるチョン会長の病室を訪ねて、「自分は人を消したりしていない。記者を集めて弁明させてくれ。」とせがみます。
そこに現れたチョ・ドゥルホは、「インタビューでもやるか?」と言いつつ、二発殴ります。
「一発目はお前の親父からで、二発目はお前のせいで亡くなって行った人たちの分だ。どうして俺がお前を殴ったか、理由が分かるか?」とチョ・ドゥルホ。
「そんな事分かるか。」とマイケル・チョン。
「本当ならお前は今日100発は殴られないと。お前、俺の質問に答えられなかったら30発ずつ増えるからな。」とチョ・ドゥルホ。
「親父が法廷でどうしてお前の罪を暴いたか分かるか?お前が息子だから、情けないけれど息子だから庇ってやり、裏金使ってでも助けてやりたかったのが、だんだんお前がひどくなっていくのを見て、親父が間違っていたと自ら気付いたのさ。何なら聞いてみるか?」とチョ・ドゥルホ。
チャン会長はまばたきをして「そうだ。」と意思表示しています。
「お前自首しろ。自首してやり直せ。ずっと逃げ続けていたら牢屋にいる期間が長くなるぞ。」とチョ・ドゥルホ。
マイケル・チョンが部屋を逃げ出すと、チョン会長に、「会長、悪縁で始まってここまで来ましたが、回復して怒鳴る姿をまた見せてください。そして再起して尊敬を受ける企業を立て直してください。法廷で証言してくれて感謝します。」とチョ・ドゥルホは立ち上がり、チョン会長の手を握ります。
逃げ出したマイケル・チョンはシン・ジウクによって逮捕されます。
チョ・ドゥルホの疑問
シン・ヨンイルがチョ・ドゥルホを消すよう指示した男からの電話と勘違いして、「どうして海外へ行かずに、まだ電話してくるんだ?」と話すと、相手はチョ・ドゥルホでした。チョ・ドゥルホは電話をしたままシン・ヨンイルの部屋に入って来ます。
「また一つ証拠を残してくれましたね。録音しましたよ。今チェ・ヒョンテが警察に捕まっています。」とチョ・ドゥルホ。
「聞きたい事があります。3年前、どうしてカン・イルグを消したんですか。そうしなければならなかった理由は何ですか。答えてください。カン・イルグが可哀想じゃないですか?私を殺して検察総長になりたかったですか?検察総長がそんなに重要ですか?」とチョ・ドゥルホはシン・ヨンイルに尋ねます。
そしてシン・ヨンイルがチョ・ドゥルホの殺害指示をした録音をシン・ヨンイルに聞かせるチョ・ドゥルホ。
それはチェ・ヒョンテが録音しておいたものです。
そのチェ・ヒョンテが警察でシン・ヨンイルについて陳述をしました。
とうとうシン・ヨンイルの罪が全て明らかになり、検察総長の夢は奪われてしまいました。
息子として
イ・ウンジョは、シン・ヨンイルがカン・イルグとチョ・ドゥルホを消そうとした証拠品を持ってシン・ジウクを訪ねます。
そして「この証拠品でシン・ヨンイルの罪を裁くか、伏せるかは自由にしろとチョ弁護士から預かりました。」と言って証拠品をシン・ジウクに渡します。
しばらく悩むシン・ジウク。
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シン・ジウクは悔しさから外でお酒を飲んでいたところを、イ・ウンジョが見つけます。
「イ弁護士なら自分の父親を法廷に立たせることは出来ますか?私は父のようになりたくて検事になりました。ところがいつからか違ってましたね。私が知っている父ではありませんでした。」とシン・ジウク。
イ・ウンジョは、「今はお父さんの傍にいてあげることが難しいでしょう。でもずっとそばにいて見守ってあげれば、あなたが尊敬していたお父さんの姿に戻る時が来るでしょう。息子のあなただけが出来る事だと思いますよ。」と助言します。
そして「私だったらお父さんを法廷に立たせる事はできないけど、あなたなら出来ると思いますよ。」とイ・ウンジョ。
拘束される
シン・ヨンイルはチョ・ドゥルホとの過去を思い出しています。
そして決断したシン・ヨンイル。
「今日私は検察総長の立候補を辞退します。誰よりもクリーンな検察総長でなければいけないのに、裏金疑惑がある中で公職者として資格がないと判断し辞退する決心をしました。国民の皆様に心よりお詫びいたします。これからは私への疑惑は徹底的に調査を受ける事を約束します。」と発表します。
その記者会見の様子をチョ・ドゥルホたちが事務所でテレビを見ています。
「みんな、お疲れだった。」と声をかけるチョ・ドゥルホ。
取調
そして調査はシン・ジウクが直接担当することになりました。
シン・ジウクがシン・ヨンイルを迎えに部屋まで行き取調室に入ります。
シン・ジウクは「お父さん、一体どうしてこんな事したんですか。」と叫びます。
すると「権力と言うのは、一度掴むと離せなくなるもんだ。」とシン・ヨンイル。
「そこまでして上がりたかったんですか?そんな事しなくても親父ならいくらでも上がる事ができただろうに。」とシン・ジウク。
「本当にそうか?この世の中そんなに甘くないのだ。ジウク、俺を踏み台にして上がって見ろ。裏のある検事の息子という事がお前にとって傷になる。けれどもそんな親父を捕まえた検事となればどんな事件も公正に捜査できると信頼される。そうなれば検事長にも検察総長にもなれて、長官にもなれる土台に俺がなってやるぞ。」とシン・ヨンイル。
シン・ヨンイルは殺人教唆、賄賂の受渡、職権乱用などの嫌疑で拘束されます。
そのニュースをチョン会長は病室のテレビで見ています。
金山の代表
金山の新代表にチャン・ヘギョンが任命されます。
キム・ヘギョンはキム・テジョンを呼び出して、「私は金山を変えます。そのためにキム弁護士には協力してもらいたい。つまり金山を出て行ってもらうわ。」と告げます。
キム・テジョンは「不当解雇だ。」と言ってチャン・ヘギョンに労働法違反で申告すると言います。
そこへチョ・ドゥルホが現れて「お前みたいな犯罪者が解雇されるのは当然じゃないか。お前にやるプレゼントがある。これ覚えてるか?お前がやらせて俺の事務所から盗んで行ったUSBだ。このお陰で苦労したよ。」とチョ・ドゥルホ。
「あの時私見たわよ。後輩だと言ってお金を受渡してたの。」とイ・ウンジョ。
「目撃者もいるな。特殊窃盗教唆罪、テファグループ裏金資金洗浄。これで解雇理由になるだろ?あと、これコピーしたからお前にやる。」と言って、USBをキム・テジョンの胸のポケットに入れるチョ・ドゥルホ。
キム・テジョンは部屋を出て行きます。
そしてチョ・ドゥルホはチャン・ヘギョンに花束を差し出して、「本当はお菓子でも買ってこようとも思ったんだけど。金山の代表、おめでとう。良く似合うぞ。」と言います。
「あなたじゃなかったら出来なかったわ。今からお父さんの所に行くから、一緒に行きましょう。」とチャン・ヘギョン。
気になる二人
そしてチョ・ドゥルホとチャン・ヘギョンはチャン・シヌと面会します。
チャン・ヘギョンが金山の代表になった事や、シン・ヨンイルが拘束された事を報告します。
すると「二人が寄りを戻すなら、俺がここにいる間にしろ。俺がここから出たらまた二人の事を反対するかもしれないから。」とチャン・シヌ。
顔を見合わせて笑う二人。「友達として今のままがいいです。」とチョ・ドゥルホ。
そしてファン・エラとイ・ウンジョは顔パックをしながら、女子トークをします。
ファン・エラはペ・デスの話を、そしてイ・ウンジョはシン・ジウクの話をしています。
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シン・ヨンイルの裁判当日
いよいよシン・ヨンイルの裁判が始まります。
「被告人シン・ヨンイルは検事長という職分を利用して、被害者チョ氏を殺害しようとした。テファグループのチョン会長から請託を受け、賄賂を受渡した事実が明らかになった。これにより被告人シン・ヨンイルは刑法第31条殺人教唆、第129条賄賂授受、第123条職権乱用により起訴します。」とシン・ジウク。
これで終わった。検事長は最後まで私が差し出した手を握らなかった。
人は簡単には変わらない。刑期を終えて出て来ても検事長は今よりもっと怖い怪物になっているかもしれない。
けれども私は見た。私が手を差し出した時の揺らいだ検事長の目を。
それでいいと思う。いつかは人も世の中も変わるだろうという希望。
それが私が町の弁護士として生きている理由だ。
新たな出発
イ・ウンジョは裁判で弁護をしています。
そして裁判が終わり、チョ・ドゥルホに電話報告します。
そしてまたチョ・ドゥルホに仕事を任されるイ・ウンジョ。
そしてイ・ウンジョは仕事の後に金山に寄ってチャン・ヘギョンと話をします。
「1年の間にずいぶん慣れたわね。」とイ・ウンジョを褒めるチャン・ヘギョン。
「チョ弁護士のお陰です。1年間あまりにもいろいろな経験をしましたから。」とイ・ウンジョ。
「楽しそうね。金山にいた時とは全然違って。そちらの事務所の様子は?」とチャン・ヘギョン。
「相談料が無料だからとても人気があって相談したい人であふれかえってます。」とイ・ウンジョ。
「お給料はちゃんともらってる?」とチャン・ヘギョン。
「もちろんですとも。」とイ・ウンジョ。
「事務長はお元気?」と尋ねるチャン・ヘギョン。
ファン・エラはペ・デスと結婚して妊娠していますが、チョ・ドゥルホに「離婚したい。どうして私が結婚すると行った時に止めてくれなかったんですか。」とファン・エラが愚痴をこぼしています。
「何で喧嘩してるんだ?」とチョ・ドゥルホが聞くと、「性格不一致ですよ。」とファン・エラ。
そこにペ・デスが現れて、親権の争いをしています。
ラーメンをすすりながら二人の話を聞き流していたチョ・ドゥルホが、あまりの騒ぎに「なら離婚して財産も半分にして、お腹の子も半分にしろ。」と告げます。
「酷い事を言うなあ。がっがりだ。」とペ・デス。
すると傍でお腹が痛くなるファン・エラ。
「もう出てくるのか?」とラーメンをすするチョ・ドゥルホ。
イ・ウンジョとシン・ジウクは友達にはめられてお見合いをする羽目に遭います。
チョ・ドゥルホはスビンに会いに来ます。
そしてチャン・ヘギョンとスビンの三人で楽しい食事の時間を過ごします。
法がいつ誰にでも公正ではない。
ある者にとっては完全に一人で堪えなければいけない時間になり、その家族にとっては待つのが辛い時間になるかもしれない。
またある者には毎日面会に来てくれる執事弁護士もいる。それには高い弁護料を払わなければいけないが。
そしてここには8,000ウォンの飴玉を盗んだ罪で拘束されている者もいる。
私は町の弁護士だ。出来るだけ法律相談を無料で、どんなに小さな事件でも引き受ける。
私は正義の使いではない。スビンが考えているような、スーパーマンでもない。
けれども悔しい思いをしている人を見たら、黙っていられない。
町と世の中の悔しい思いをしている人がいる限り、この仕事を続ける。
写真出典:http://www.kbs.co.kr/
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あとがき
チョ・ドゥルホの前に立ちはだかる大企業テファグループのチョン会長と、検事長のシン・ヨンイルを相手に、大きな壁を倒す事が難しいと感じた時もありましたが、最後にチョ・ドゥルホは見事に二人を捉えて勝利しました。
それまでに犠牲になった人も何人かいました。
世の中を動かすのが難しいとか、人の心を動かすのが難しいとか、いくらでも言い訳をしようと思えば逃れられる中で、チョ・ドゥルホは決して出来ないと思われる事も諦める事なく成し遂げました。
こんな町の弁護士がここにもいたらいいのにと思うようなスーパーマンみたいな存在でしたね。
最後にチャン・ヘギョンとチョ・ドゥルホが寄りを戻してスビンと三人で仲良く暮らすかと思いきや、今までどおりとの事。
金山の代表もチョ・ドゥルホが引き継ぐかと思いましたが、それでは町の弁護士として活躍できないので、今のままがいいんですね。
パク・シニャンは、いつも一張羅の茶系スーツ姿のチョ・ドゥルホの役柄がとても良く合っていました。
そしてなべのふたでラーメンを食べている様子がとてもしっくり来ていましたし、ファン・エラの仮装も毎回見ものでしたね。
第20話の視聴率は17.3%でした。また続編があればいいのになと思っています。
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