無駄足ばかりの韓国ドラマ「美しき日々」ロケ地めぐり

昔むかしのその昔、韓流ブームが起こる以前の話しです。

2001年にたまたま見た韓国ドラマ「美しき日々」にはまり何度も見ていたので、2002年に個人旅行で韓国を訪れた時にロケ地を見てみたいと思い一人であちこち歩いてみました。

ドラマの中で主人公ヨンスと妹セナ(施設で実の姉妹同然に過ごした義姉妹)が数年ぶりに再開するあのソウルタワーのふもとの八角亭に行きたくて、

とっさの思いつきでソウル地下鉄4号線の会賢(フェヒョン)駅からひたすらソウルタワーを目指して歩きました。

ところが歩いても歩いてもタワーに近づくどころか、八角亭も見えてきません。いつまでたってもダラダラと続くなだらかな坂道が恨めしくもあり、どこまで歩けばいいのか見当もつかず疲ればかりがたまっていきました。

 

それもそのはず、ロケ地の詳しい地図などの情報は当時出回っていなかったし、ただソウルの観光地図だけを頼りに歩いていたので当然のことでした。

 

それでもやっとたどり着いたのが今思うと南山公園ではなかったかと思います。

噴水が中央にある公園で「美しき日々」の主人公ヨンスと室長はきっとここで結婚式を挙げたのだろうとひとり満足し、時計を見ると夕方5:30。

お腹が空いて屋台のおでんを食べているといつの間にその屋台に行列が(驚)

私が買うときはお客さん誰もいなかったのに、私がよほどおいしそうに食べていたみたいです。

 

ところでロケ地の八角亭ですが、徒歩ではとても無理な距離で車がないと行かれないと分かりました。

その日はここでロケ地めぐりを終了。

(後に2011年に訪れた時に南山ケーブルカーに乗ったら、あっけなく八角亭に着きました。)

 

 

そして次の日は汝矣島(ヨイド)の桜並木を目指します。

相変わらず何のガイドブックもないので取りあえず地下鉄で汝矣島駅に向かいました。

実際にはその一駅隣の国会議事堂駅の方が近かったのですが。

そこから川が見える方向へまっすぐ歩いて行ったのですが、土手は見えても桜が一つも見えません。

4月の半ばなので桜がちょうど見ごろなのではないかと期待していたのに探すことができず、無駄に時間が過ぎるばかりでした。

その土手でくつろいでいる韓国人に「桜はどこですか」と尋ねるのですが、私の韓国語の発音が悪いのか全く通じずあきらめてしまいました。

今思うとそう遠くはないところをうろうろしていたのですが、かといって広い公園の中で地図もなく探し当てるのが相当困難なことでした。トホホ

結局ここでもドラマのロケ地を探すことができず諦めて帰ることにしました。

 

ほとんどなんの収穫もないドラマのロケ地めぐりでしたが2002年の日韓ワールドカップの年、開会式を控えたソウルワールドカップ競技場を生で見てきた満足感に浸りつつ日本へ帰国したのでした。

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