2017年5月10日～7月13日まで午後10:00～MBCで放送された水・木ドラマ
「仮面の王イ・ソン」～原題:君主(クンジュ)～
子役時代から活躍しているユ・スンホの演技力に賞賛の声が多く上がり、
驚くべき演技力で「演技の天才」と呼ばれて話題になりました。
では「仮面の王イ・ソン」～君主(クンジュ)～第1話のあらすじを紹介します。
※原作の第1話,第2話を、日本では第1話としてまとめています。
※ネタバレを含みますので注意!
写真出典:http://www.imbc.com
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<「仮面の王イ・ソン」~君主(クンジュ)~ 第1話あらすじ>
写真出典:http://www.imbc.com
キャスト・登場人物はこちら→仮面の王イ・ソン~キャスト
辺首会に入る
イ・ユンは王になるために辺首会を訪ねます。
入団すれば一生、辺首会がイ・ユンの楯となり矛となるとテモク。
「毒花を一度飲んだら飲み続けなければ、
毒が全身に広まって心臓が裂ける痛みを感じて死んでいく。
それでも辺首会に入団しますか?」と辺首会の首長テモクは毒花を差し出します。
「よかろう。約束はしてくれ。狩りが終わっても
猟犬は殺さぬとな。」とイ・ユンは毒花を呑みます。
「本名を名乗れ。」とテモク。
イ・ユンは毒花を飲んで苦しみながら、
「クムニョン大君イ・ユンだ。」と名乗ります。
「本名を確認したから薬を出しなさい。」とテモク。
「ここでの事は口外しないように。」と仮面を被った者たち。
「誓います。守れなければ死の苦痛を味わうだろう。」と言って
イ・ユンは首に薬を打たれます。
「肝に銘じてください。いつかはその代価を払わなければいけない事を。」とテモク。
そして辺首会によって王が暗殺されて、イ・ユンは王の座を得ます。
王子の誕生
イ・ユンが王になって10年。
世子を授かりますが、聖君として産まれるためには、
亥の刻(21時～23時)に産まれなくてはいけないといいます。
イ・ユン王はヨンビン李氏に亥の刻まで頑張れと告げますが、
その時刻のちょっと前に世子を出産します。
「亥の刻に産まれた事にしよう。」とイ・ユン。
テモクは世子が亥の刻に産まれて、ガッカリしますが、
お祝いに行かなくてはと言います。
中毒になる王子
辺首会の首長テモクは世子の誕生を聞き、
世子を担保にこの国の水を得なければならないと言います。
イ・ユンは怒り、「私の息子で取り引きするのか。
水も世子も私が守る。」と言います。
本来は王が世子の背中に虎の血で字を書き、邪気を払うのですが、
テモクが虎の血に毒を入れていたので、
王が世子の背中に「煊」(ソン)と名前を書くと、
毒の中毒にかかってしまいます。
「おそらく世子様は毒におかされているようです。」と御医。
「毒だって?!毒に関してはそなたが一番詳しいのではないか。」とヨンビン李氏。
「早く解毒せねばなりません。この朝鮮でその解毒水を手に入れるには、
テモクしかいません。」とウ・ボ。
ウ・ボは、「毒を扱う者は解毒水も持っているはずだ。」と言います。
そして解毒しなければ命が危ないとウ・ボから聞いて、
イ・ユンは怒りを露わにします。
イ・ユンはテモクの元を訪ねます。
「世子の命をもって、私を脅迫する気か?
朝鮮の水を辺首会で全て所有するだと?」とイ・ユン。
「その水で民を生かします。」とテモク。
「仮に私が認めても朝廷は認めないだろう。」とイ・ユン。
「忠臣たちが揚水庁を作ると言うから、
殿下は”そうしろ”と仰れば結構です。」とテモク。
「揚水庁が出来ても、水を独占するようなことはさせない。」と
イ・ユンは揚水庁の権利と解毒水を交換するように取引しますが、
「殿下を王にしたのは誰ですか。」とテモク。
「私は世子様に危害を与えるつもりはありません。
揚水庁の全権を下さり、世子様を辺首会に入団させてください。」と
テモクは解毒水を差し出します。
結局、臣下の揚水庁の設置を求める意見を認めるイ・ユン。
あわてて世子の元に解毒水を持って行きますが、
すでに世子に毒が回ってしまいます。
けれども奇跡的に自力で毒に打ち勝ち、助かります。
その後、世子イ・ソンは毒に強い体質になるのでした。
背中の「煊」の字は、イ・ソンが毒に侵されるたびに、
赤く浮き上がるとウ・ボが言います。
揚水庁を手に入れた辺首会は、水汲み人を雇い、
干ばつになれば、水を高い値段で売りつけ、金儲けをします。
世子イ・ソン
イ・ユンはイ・ソンを辺首会に入団させずに息子を守るために、決断します。
イ・ユンは、「今から世子の顔を見た者は、
みな殺す。」と宣言し、東宮殿を閉鎖し、イ・ソンに仮面を被らせます。
14年が経ちます。
世子イ・ソンが仮面を被っているのは、
恐ろしい顔をしているからだと、民の間で噂になっています。
イ・ソンは「私は病気のせいで仮面を被るようになったのか?
だが病気に関する記録がない。お前もおかしいと思うだろ?」と
薬房日記を見ながら仮面に向かって独り言を言います。
「御医ではない、他の者に診察を任せた・・・。」と日記を読み続けるイ・ソン。
イ・ソンは父との会話を思い出しています。
仮面の理由
イ・ユンと話すイ・ソン。
「そろそろ世子妃を選ぼうと思うのだが、世子はどう思うか。」とイ・ユン。
「私の顔を見せてもいいのですか?もうお話してください。
私が仮面を被らなければいけない本当の理由を。
病気のせいだと言わないでください。」とイ・ソン。
イ・ソンが仮面を外そうとすると、その場にいる全員が目をそらせます。
イ・ソンの顔を見たら、イ・ユンに殺されるからです。
「そなたには病気があり、その病気が完治したら
仮面を外しても良い。」とイ・ユン。
イ・ソンは日記の中から、御医ではなく成均館司成のウ・ボが
イ・ソンを診察したと突き止めます。
世子妃候補
テモクの息子キム・ウジェと孫キム・ファグンが中殿(王妃)を訪ねます。
中殿がキム・ファグンに、「世子妃について、どう思うか。」と尋ねると、
「関心ありません。」と答えるキム・ファグン。
中殿はキム・ファグンに宮殿の中を案内させます。
そして好奇心旺盛なキム・ファグンは入ってはいけない
世子の温室に入ってしまいます。
そこで偶然仮面を外したイ・ソンの顔を見てしまいます。
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すると中殿の內侍が探しに来たので、キム・ファグンと隠れるイ・ソン。
そして「ここでの事を一切口外するな。」と言うイ・ソン。
この時、キム・ファグンはイ・ソンの首に傷を付けます。
キム・ファグンは温室から出ると、
仮面をしたイ・ソンも温室の外へ出て、
なぜ温室に入ったのかとファグンを問い詰めます。
その首にはさっきキム・ファグンがつけた傷があります。
キム・ファグンはさっき出会ったイ・ソンが世子だと知り、一目惚れします。
家に帰ったキム・ファグンは祖父テモクに呼ばれ、
「中殿に、”世子妃には興味がない”と言ってやったか?」と尋ねると、
「世子妃になりたいです。」と言います。
「めちゃくちゃな顔をしているという世子のどこが良いのか?」とテモク。
「お祖父さんは世子の顔を見た事がありますか?」とキム・ファグン。
ニセの世子
イ・ユンは禁軍別将イ・ボムを通して、
もう一人のイ・ソンを立てようとしています。
テモクもこの事を知り動きます。
辺首会に入団するために必要なものは、顔と名前。
テモクは世子の顔を知る者はいないか?と会員に尋ね、
世子イ・ソンを強制的に辺首会に入団させようとし、
兵士を動員してイ・ソンを捕まえようとします。
テモクの動きを察したイ・ユンは東宮殿に駆けつけます。
けれどもイ・ソンは不在で、内官のチョンスが世子の仮面を被り、
イ・ソンのフリをしています。
出会い
その頃、イ・ソンは自分の病気について知るために、
生まれて初めて仮面を外して宮殿の外に出て、ウ・ボを捜します。
人が多い市場に差し掛かり、慌てて自分の顔を隠しますが、
誰も世子と分かる人はいません。
イ・ソンは「本売りのチョンス」として身分を隠しています。
一方花を摘んでいるハン・ガウン。
そこに具合が悪くなったと女の子の母親が、「助けて欲しい。」と走って来ます。
そして女の子が食べた草を見るハン・ガウンが、
「毒草を食べたようだ。私と一緒に市場へ行って
解毒材を買って来ましょう。」と言います。
お金に困った女の子の母親に、お小遣いがあるから大丈夫と言うハン・ガウン。
そして揚水庁では、水を売る仕事をしているイソン。
「水泥棒がいたら、容赦なく捕まえろ。」と指示を受けています。
世子イ・ソンは喉が渇いて苦しそうな貧しい民に水を与えますが、
揚水庁のイソンは「お金を払ってください。」と世子イ・ソンに言います。
水の値段が高くて、驚く世子イ・ソン。
その話を聞いていた民が揚水庁のイソンと喧嘩になります。
暴動と化した民たちに世子イ・ソンは、「止めないか!」と叫びますが、
民は水を奪い合っています。
「水のためにこんな事になるとは・・・。」と驚く世子イ・ソン。
そこへ水泥棒を捕まえるために辺首会の揚水庁長チョ・テホが現れます。
民たちはみな逃げ、世子イ・ソンはチョ・テホが打つ矢が当たりますが、
世子が持っていた本に矢が当たって、無事ケガもなく逃げ出します。
そして人にぶつかって倒れそうになった世子イ・ソンを支えたのが、
ハン・ガウンです。
写真出典:http://www.imbc.com
あとがき
韓国ではドラマの放送途中にコマーシャルを入れる事が出来ないため、
1時間10分のドラマを真ん中で区切って、1話、2話としてしまいました。
そして1話と2話の間ならコマーシャルを入れても問題ないだろうという訳です。
視聴者の反発が強まるかもしれないと予測されています。
という訳で、まさにこのドラマが半分で分割されているため、
1話と2話のあらすじを第1話として、一緒に紹介する事になりました。
そしてドラマの本題ですが、世子が仮面を被って過ごしてきたわけで、
その訳も父親であるイ・ユン王が王位に就く時の秘密によるものでしたね。
最初からいわくつきのストーリーでしたね。
この仮面の世子がこれからどんな展開になるのか、楽しみです。
原作の視聴率は第1話は9.7%、第2話は11.6%でした。
では次回第2話に続きます。
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