第8話で被告ぺ・ヒョジンがソヨンをなだめて二人の歌声が聞えてくると、法廷内からも歌声と共に笑顔があふれてきます。
良い雰囲気に包まれて裁判も良い方向に向かってきたようです。
このまま無事に事件が解決するでしょうか。
では「町の弁護士チョドゥルホ」第9話のあらすじ紹介です。
※ネタバレを含みますので注意!
出典:http://www.kbs.co.kr/drama/chodro/
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<町の弁護士チョ・ドゥルホ 第9話あらすじ>
出典:http://www.kntv.co.jp/prog/detail/?p=32400
キャスト・登場人物はこちら→「町の弁護士チョ・ドゥルホ」キャスト
3回目の公判が終わり
ソヨンの母はぺ・ヒョジン先生を誤解していたと謝ります。
そしてぺ・ヒョジンもチョ・ドゥルホにお礼を言います。
公判が終わり園長がロビーに出てきたところをチョ・ドゥルホが「おばさん、何で法廷にうろうろやって来るのですか。」と声を掛けます。
園長は「勝ったからって喜んでないで、夜道には十分気を付けるが良い。もしお前が裁判に勝ったら、毎回着ているそのスーツを新調してやる。」とチョ・ドゥルホに警告します。
園長は金山法律事務所へ行き裁判の弁護を依頼します。
事務所は、この事件をキム・テジョン弁護士に一任します。
証人探し
チョ・ドゥルホは事務所で作戦会議を開きます。そしてそれぞれが証人を引き受けてくれる人を立てるように指示します。
チョ・ドゥルホは園児の母たちを集めて、園長を告訴しなくてはいけないと訴えます。
イ・ウンジョは幼稚園の園児たちが入院した病院の看護師に「証言をお願いしたい。」と頼みに行きます。
すると看護師も「うちの子供もあの幼稚園に通っていたんです。ヘンな食事を食べさせられて、アトピーにまでなってしまったんです。」と話します。
看護師は「間違った事は放っておいてはいけない。証言します。」と快く引き受けてくれます。
看護師に会って帰って来る途中でイ・ウンジョは銀行に寄り、あちこちでお金を借り入れる相談をしますが、失業中なので貸し出ししてくれる銀行がありません。途方に暮れるイ・ウンジョ。
ファン・エラは以前幼稚園の調理室で調理をしていた人に会います。
ファン・エラは「今まで幼稚園で、とんでもない食事を園児に与えていたでしょう。少しでも申し訳ない気持ちがあったら協力してください。」と証言を頼みます。
臨時保育所
チョ・ドゥルホの事務所は幼稚園の園児で賑わっています。
ぺ・ヒョジン先生の裁判の件で、園長が幼稚園を休園にしたのです。それで行き場の無い園児たちが事務所に集まって来ました。
ぺ・ヒョジン先生が以前に園長を教育庁に告訴できなかった理由はまさにここにありました。
負けられない二人
キム・テジョン弁護士がシン・ジウクに会いに行きます。
「天下の金山法律事務所の弁護士さんがどんな御用で。」とシン・ジウク。
キム・テジョンは「お土産を持って来ましたよ。」と入って来ます。
「お土産なんかいらないですよ。」とシン・ジウクが断ると「中身を知ったら喜ぶはずです。」とキム・テジョン。
キム・テジョンは「チョ・ドゥルホに勝つための資料だ。」と会心の笑みでシン・ジウクに資料を差し出します。
シン・ジウクは絶対に負けられない裁判なので、その資料を受け取ります。
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公判が始まり
イ・ウンジョとファン・エラが依頼した看護師と調理師の二人、そして幼稚園担当の公務員が証人として立ちます。
しかしその証人たちは事実と違う事を話します。
調理師は「幼稚園の食材は自分のミスで辞表を出した。園長とは何の関係もありません。」と話し、看護師は一日に何十人もの園児が救急患者として運ばれてきたのに、「原因は分かりません。」と話します。
そして幼稚園担当の公務員は「幼稚園について一件も苦情がない。」と答えます。
これは、証言を頼んだ時には進んで事実を証言すると見せかけておいて、実際には園長に有利な証言をするという見え透いた魂胆で、当然、裏で金山法律事務所が手回ししていたようです。
そしてキム・テジョン弁護士が一つの資料を提出します。
シン・ジウク検事は「証人を申請します。」と言ってチョ・ドゥルホ、ファン・エラ、ペ・デスに証言をするよう依頼します。
シン・ジウク検事は「偽装就職と文書偽造で証拠操作をしたのではないか。調理師の資格は持っているのですか。」と、ファン・エラに問い詰めて、ファン・エラは答えられずシドロモドロします。
そしてシン・ジウク検事はチョ・ドゥルホの代わりにソヨンを見るように頼まれたイ・ウンジョまで証人として立てて、「無断侵入して事件の被害者である園児に会ったのは、証拠操作のためではないか。」と尋ねます。
イ・ウンジョは「ただ、チョ・ドゥルホ弁護士を助けたかっただけです。」と答えます。
シン・ジウク検事の攻撃にチョ・ドゥルホやイ・ウンジョたちは困惑します。
チョ・ドゥルホは「園児たちが日ごろどんな給食を提供されていたのか気になりました。この給食について問題があると考えた被告が不当に解雇になったので、直接確認するために幼稚園に行きました。」と言い、「そして園児たちがいつもどんな給食を食べているか絵を描いてほしいとお願いして描いてくれた絵であります。」と説明して、園児の絵を見せます。
「ある園児はまずくて食べないこともあり、ある園児はまずくて家からパンを持ってきて食べる事もあります。ある日のメニューがサムゲタンと言いつつ、鶏肉が見えずにどこへ行ったのかと鶏の絵を描く園児も。」とチョ・ドゥルホ。
「園長は食品衛生法、児童福祉法に違反し、無実の被告を児童虐待の罪で告訴しようという悪事を犯した。一刻も早く真実の究明を願う。」と訴えます。
また風向きがぺ・ヒョジンに変わってくるとシン・ジウク検事は決定的な証拠として資料を見せます。
この資料は被告ぺ・ヒョジンが不当解雇を強いられる前に作成された「合意書」です。
そこには「被害者ハン・ジュンシク、加害者ぺ・ヒョジン」と書かれています。
シン・ジウクは「この合意書は被告ぺ・ヒョジンが園児に虐待をして、園児の親が告訴しようとしたのを食い止めるために書いた合意書であります。これでは、幼稚園から解雇されても当然の事と考えます。」と説明します。
被害者ハン・ジュンシクとは同じ幼稚園の園児で、ジュンシクはソヨンが持っている人形を奪っていじめるので、ぺ・ヒョジン先生がジュンシクにいたずらをやめさせようとしてソヨンをかばった反動でジュンシクが自分で転んでしまったものです。
この件で園児ハン・ジュンシクの親がぺ・ヒョジン先生を告訴しようとしたのを園長が間に入り、強要されて合意書を作成してしまったのでした。
ジュンシクの家族はみな海外へ移民してしまって、証言を取ることが出来ません。
結果がどうあれ、過程の中でぺ・ヒョジンが暴力的な性向を持った先生であると強調するものとみなされ、ぺ・ヒョジンの立場が難しくなる資料となるのです。
幼稚園再会の条件
事件の解決が長期戦に入ると、幼稚園の園児たちに被害が及びます。
幼稚園が休園することで、園児たちの行く場がなくなってしまったのです。
結局園児の親たちは園長を訪ねて行って、幼稚園の再開を訴えるのでした。
そこで園長は「方法がひとつある。チョ・ドゥルホが私にひざまずいて謝罪すれば、考えてみる。」と言います。
すると園児の親たちはチョ・ドゥルホの事務所にやって来て園長の言葉を伝え「謝るのがそんなに難しい事なのか、早く解決して欲しい。」と頼みます。
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チョ・ドゥルホの一芝居
結局チョ・ドゥルホは劇場の舞台で園長を待ちます。
そしてチョ・ドゥルホは「私が間違っていました。申し訳ございません。」と告げます。
「やっと反省したのか。何でこんなところに呼びつけるのか。」と園長。
チョ・ドゥルホは「今まで人にひざまずいて謝ったことがなかったので、ここにお呼びしました。」と説明します。
「じゃ、ひざまずいてみろ。」と怒鳴る園長。
チョ・ドゥルホは園長の前でひざまずきます。
「お前の何が悪かったのか、言ってみろ。」と園長。
「取るに足らない一弁護士が、天下の園長に失礼が多かったです。そして園長が園児のために、残った海苔巻やピザなどをお粥にして作ったのに園長の真心を分からずすみません。」とチョ・ドゥルホ。
「お前も食べたじゃないか、食べて死にそうだったか?」と園長。
「いいえ、食べても死にませんでした。ただ、お腹がちょっと痛かっただけです。園長は寝ても覚めても幼稚園の事を考えて食費を節約し・・・。」とチョ・ドゥルホ。
「そう、私の幼稚園のお金!私が使うのに誰かに何か言われる筋合いはない。」と園長。
チョ・ドゥルホが「もう一度幼稚園を再開してください。」とお願いすると、「嫌だ。」と園長。
チョ・ドゥルホが何度もお願いしても拒否する園長に、「おばさん!」と呼びかけて立ち上がるチョ・ドゥルホ。
「おばさん、と呼びかけないと振り向かないんだな、このおばさん。だから園児にごみ粥を食べさせちゃダメなんだよ。」とチョ・ドゥルホ。
「どうしてダメなんだ、幼稚園も全て私のものだ。園児も全て。幼稚園は私の王国だ。私はその王国の女王だ。」と叫ぶ園長。
「そうだ、おばさんが女王だ。好きにしろ。だけど園児がどうしてお前のモノなのか。」とチョ・ドゥルホ。
するとチョ・ドゥルホは幕の後ろに隠れてしまい、園長がどこへ行くのかと言って幕を開けると、そこにはシン・ジウク検事はじめチョ・ドゥルホ事務所の仲間、そして園児の親たちが立っています。
園長は検事に連れて行かれ、園児の親たちはチョ・ドゥルホに感謝を伝えます。
チョ・ドゥルホは「芝居、面白かったか?」とシン・ジウクに尋ねます。シン・ジウクはこうしてまたチョ・ドゥルホに負けてしまいます。
父シン・ヨンイル検事長は「検事は一度に複数の事件を担当するが、弁護士はその一事件に集中するから、仕方がない。がっかりするな。」と声を掛けます。
そして「どうせ負ける裁判なのだから、先生でも園長でもお前の手で捕まえろ。」と言います。
刑務所の園長
チョ・ドゥルホは捕まった園長の面会に行きます。そして園児の手紙が書かれたノートを差し出します。その手紙には園長に対する園児の温かいメッセージが込められていたのです。
園長は園児の感動的な手紙を読んて、涙を流します。
そして園長は手紙を書きます。それは園長職を辞めて社会に還元するという内容と、代わりに園長にはぺ・ヒョジン先生が受け継いで欲しいという内容が書かれています。
その手紙を読んで、ぺ・ヒョジン先生はじめチョ・ドゥルホ事務所の仲間がみな大喜びします。
飲み会
裁判が無事に終わりお祝いの飲み会をした後、チョ・ドゥルホとイ・ウンジョは階段で座り込んでいます。
お酒に酔ったイ・ウンジョ。そこで娘と電話しているチョ・ドゥルホの話を、自分にしている話と勘違いして鳥肌が立ちながらも喜んでいます。
「うちのかわいい子、毎日毎日会いたい。」
「アイ・ラブ・ユー」
「スビン・・・」
勘違いと分かって照れるイ・ウンジョ。
そしてペ・デスとファン・エラもお祝いの飲み会で酔っぱらって事務所のソファーで一緒に寝てしまいました。
チョ・ドゥルホが目を覚ますと、そこは娘スビンの部屋だったのです。
写真出典:http://www.kbs.co.kr/
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あとがき
第8話が終わった時点でぺ・ヒョジン先生が有利かと思われましたが、やはり食い下がる園長でした。
公判も途中、不利に進んでいましたのでどうなることかとハラハラしましたが、純粋な園児たちの心が何よりも真実を語ったようです。
チョ・ドゥルホが最後に一芝居打ちますが、園長の性格を良く知っていて上手に誘導し見事に本性を暴きました。チョ・ドゥルホは心理戦も強いですね。
最後の場面で娘スビンと一緒に寝ていましたが、最初は隣にいるのがイ・ウンジョかと思ってしまいました。チョ・ドゥルホが世界で一番大好きなのが娘のスビンですから、そんな事は起きないですね。
それにしても、どうしてスビンと一緒にいるのでしょうか。前妻チャン・ヘギョンはこの事を知っているのでしょうか。この場面、どう考えてもどうなっているのか想像つきません。いつもの流れでは、前妻にとても嫌がられるのではないかと推測しますが。
第9話の視聴率は12.7%でした。では次回第10話に続きます。
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