第25話でオンニョはとうとう官奴婢の身分から昭格署の道流になって漢陽に帰る事になりました。
海州で出会った人との別れ、そして漢陽の人との再会・・・。
また新たな出発を前にオンニョはどのような心境でこの日を迎えたのでしょうか。
では「オクニョ」(獄中花・옥중화)第26話のあらすじを紹介します。
※なおこの記事内では、タイトルであり主人公の名前である「オクニョ」を韓国語読みの「オンニョ」と表記して紹介しています。
※ネタバレを含みますので注意!
出典:http://entertain.naver.com/read?oid=311&aid=0000654398
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<「オクニョ」獄中花 第26話あらすじ>
出典http://daejanggeum.xii.jp/okjunghwa_chart
キャスト・登場人物はこちら→「オクニョ」獄中花(オクチュンファ)キャスト
母子対立
文定王后は民が凶作と飢饉で苦しむ中、奉恩寺の増築をすると言いますが、明宗は反対します。
「どうして奉恩寺を増築するというのか理由が分からないのですか?民と主上殿下(明宗)の無事太平を祈願するためです。」と文定王后。
「母上、民たちは今、凶作と飢饉で苦しんでいるのです。こういう時こそ王室が模範を見せないといけません。私が暴君として非難を浴びる事をお望みですか?奉恩寺の増築だけは許しませんから。」と明宗。
文定王后からの命令
文定王后はユン・ウォニョン大監とユン・テウォンを呼びます。
「今、内外ともに騒がしいので、お釈迦様を供養する奉恩寺の増改築をしようと考えている。そなたの考えはどうか。」と文定王后はユン・ウォニョンに尋ねます。
すると「大妃ママ(文定王后)のお気持ちは私の気持ちです。」とユン・ウォニョンは同意します。
文定王后は「けれど奉恩寺の増改築をするにはかなりの国庫金が必要だ。そなたが平市署主簿の権限を利用して、何とかして財源を確保するように。」とユン・テウォンに言います。
ユン・テウォンは「やってみます。」と答えます。
嬉しそうにうなずくユン・ウォニョン。
明宗の考えとは違い、何としてでも奉恩寺の増築をするつもりの文定王后。
そしてユン・ウォニョンはユン・テウォンに「今回の件は文定王后に良く思われる絶好の機会だ。手段と方法を選ばずに必ず財源を確保するのだ。」と言います。
文定王后の部屋から二人が出てくると、次に明宗が文定王后に会いにやって来てすれ違います。
するとユン・ウォニョン大監は「殿下、どのようなご用件でしょうか。」と丁寧に挨拶するのを聞いて、驚くユン・テウォン。
明宗もまたユン・テウォンの顔を見て驚くのでした。
そして我に返って「大妃ママにお願いがあって来ました。」と答える明宗。
「殿下、こいつは私の息子なんです。」と自慢げに紹介するユン・ウォニョン。
「息子がいるのか?」と問う明宗に、「今までお話できずに申し訳ございません。ほら、殿下にご挨拶しないか。」とユン・ウォニョン。
「私は平市署主簿、ユン・テウォンと申します。」とかしこまって挨拶するユン・テウォン。
「という事は、嫡庶差別撤廃を主張したのは息子のためだったのか。」と明宗。
「こいつはその恩恵にあやかりましたが、嫡庶差別撤廃は私の長年の願いでした。これからこいつが殿下の力になる時が来ますから、よろしくお願いいたします。」とユン・ウォニョン。
「誠心を尽くして努力いたします、殿下。」とユン・テウォン。
明宗がその場を立ち去った後で、「何が暗行御史だと?」と過去に明宗の襟元を掴んで乱暴に振る舞った事を思い出すユン・テウォン。
そして乱暴したので明宗の側近に危うく切られそうになり・・・。
その理由が今になって分かるユン・テウォン。
オンニョの策略
オンニョは漢陽に行く前にチョン・ウチたちに別れの挨拶をします。
そしてオンニョは何かを差し出すのですが、その封筒には何と2,000両が入っています。
オンニョは「そのお金でミン・ドンジュ商団とコン・ジェミョン商団に知られないように隠密に商団を作ってください。」と頼みます。
「昭格署の道流がどうやって商団を率いて行くのか。」というチョン・ウチたちの疑問に、「今度話します。」と答えるオンニョ。
復讐するために
ソン・ジホンは海州監営の観察使に辞職を願い出ます。
そして本格的にパク・テスと養父ソン・ファノクの復讐をするために、漢陽に行くつもりです。
観察使は「後で気が変わったらいつでも連絡しなさい。」とソン・ジホンを気持ち良く送り出します。
科挙試験の噂
一方でソソルに来ていた朝廷の官吏たちの話をソソルの妓房が聞き、「必ず科挙試験(朝鮮時代の官吏採用試験制度)が開催されるはずだ。」という知らせがユン・テウォンの耳にも入って来ました。
ユン・テウォンはその情報から何か計画を立てます。
典獄署では
チ・チョンドゥクが職場に戻って来て、ユ・ジョンフェはもう勝手に欠勤するなと言い、チョン・デシクや仲間もチ・チョンドゥクの復職を喜びます。
「オンニョの事はもう忘れろ。」と言うチョン・デシクに、「もうその心配はなくなりました。オンニョが生きていました。」と言うチ・チョンドゥク。
またまた典獄署の仲間が喜びます。
オンニョの心中
オンニョは漢陽に行く前に土亭イ・ジハムとお酒を飲みながら、オンニョが昭格署の道流になったいきさつを話します。
「これからどうするんだ?」とイ・ジハム。
「師匠、私が幼い時の夢がどうして捕盗庁の茶母だったか、ご存知ですか?」とオンニョ。
「そうだなあ、夢は知っていたが理由までは聞いたことがないな。」とイ・ジハム。
「実は私の母は典獄署の前で誰かに剣で切られて、私を典獄署で産んで亡くなったんです。」とオンニョが言うと、「剣で切られて・・・?どうしてなんだ?」とイ・ジハム。
「私もそれを知りたくて捕盗庁の茶母になったんです。チェタミンになったのもそれが理由です。」とオンニョ。
そして「自分の母親が何故殺されなければいけなかったのか、そして母親が誰なのかを知りたくてチェタミンになったのに、パク・テス様がユン・ウォニョン大監によって亡くなってしまい、私の人生の目標がひとつ消えてしまったんです。だから今の目標はパク・テス様の恨みを晴らしてあげてユン・ウォニョン大監に復讐する事です。でもユン・ウォニョン大監を相手に自分が弱かった。」とオンニョは打ち明けます。
するとイ・ジハムは「自分を責めるな。我々が考える以上にユン・ウォニョンもチョン・ナンジョンもあくどいのだ。」と慰めます。
「いや、捕盗庁の茶母や典獄署の茶母、そしてチェタミンになれば私が願う事が叶うと思っていたけれど最初から錯覚していたのです。私がやりたい事のために財力と勢力を養って同等な位置で闘います。師匠、私に力を貸してください。」とオンニョは強い決意を明かします。
そこにチョンドゥンが入って来て、オンニョの無事を喜びます。
オンニョはなぜユン・テウォンが平市署の主簿になったのか、いきさつをチョンドゥンから聞きます。
「でも、誤解するな、何か考えがあるはずだ。」とチョンドゥンはオンニョに言います。
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財源確保のために
ユン・テウォンは文定王后からの命令により、財源確保の対策を考えます。
そしてユン・テウォンはコン・ジェミョン商団の人たちとミン・ドンジュ商団の人たちを集めます。
「今回執り行われる科挙は主上殿下が直接命令した僧広試(国に慶事がある時に特別に行われる科挙)があります。両商団に紙の取引を任せたい。」とユン・テウォン。
「今主簿は私たち二つの商団を競争させて科挙に使われる紙代を下落させるつもりですか?そうなれば二つの商団の損害も大きいのでは。」とミン・ドンジュ。
「そんなんじゃないです。今回の科挙に受験する人は紙を直接買う事になると思います。」とユン・テウォン。
「それなら私たちに紙を取引しろという話は・・・紙を買占め(価格が上がるのを予想して先に買い占めておいて、後に価格が上がった時に売る)しろという事ですか?」とミン・ドンジュ。
「この情報はあなたたちだけに留めておいて、他の商団には知られないように。紙の価格も任意で商団が決めるようにする。」とユン・テウォン。
「条件が何ですか?この情報をただ私たちだけに知らせる訳がないでしょう?」とミン・ドンジュ。
「その代わり利益の3割を税金として納めてください。決して損はないはず。」とユン・テウォン。
トチとチャクトゥは急いでコン・ジェミョンにそのことを報告します。
ミン・ドンジュもチョン・ナンジョンに報告すると、ユン・テウォンが本当にユン・ウォニョン側についたのか信じがたいようです。
そして夜中までソソルで仕事をしているユン・テウォンの所にチョンドゥンがやって来て、「オンニョが生きていて、今宮殿にいる。」という知らせを伝えます。
ユン・テウォンの試練
そのオンニョは昭格署の提調令監と漢陽に来て、昭格署の道流として働き始めました。
昭格署では科挙の試験の準備で人手が足らず、官員が必要な状況です。
オンニョは新たに官員を選ぶために出す試験の問題を考えるための本を探しに行きます。
ちょうどこの時ユン・テウォンはオンニョを探しに行った所でバッタリ会います。
「オンニョ、俺がどれだけ心配したか分かるか?生きているなら生きているとどうして知らせてくれないんだ?いや、やっと生きて帰って来たのにこんな事言うんじゃなかった。それでも漢陽に来たなら連絡くらいくれてもいいじゃないか?お前が帰って来たという知らせをチョンドゥンから聞いた。ところでどうしてそんなに顔色が悪いんだ?山賊たちに襲われたと聞いたが、まだ回復していないんじゃないのか?」と強い口調で心配するユン・テウォン。
ところがオンニョはユン・テウォンとの再会がさほど嬉しくない様子です。
「平市署主簿になったと聞きました。」と表情一つ変えずに尋ねるオンニョ。
何もなくても清廉な人だと思っていたユン・テウォンが、父ユン・ウォニョンの権力を我が物のように振る舞っていると感じたからでした。
「旦那様がユン・ウォニョン大監の息子だとしても私が今まで頼りにしていたのは、ユン・ウォニョンとチョン・ナンジョンの二人に復讐しようとする志が私と同じだと信じたからです。なのにどうしてユン・ウォニョン大監の権力で主簿の地位を得たのですか?どうしてチョン・ナンジョンと手を結んだのですか?」とオンニョは冷たく尋ねます。
「オンニョよ。お前が考えるような事ではない・・・。」と何か弁明したいような表情のユン・テウォン。
オンニョはユン・テウォンの手を払い、「旦那様がどういう考えでユン・ウォニョンとチョン・ナンジョンの二人と手を結んだかが問題ではありません。問題は旦那様のせいで、多くの人が傷付いてしまった事です。それだけでももう私は旦那様と会うのが難しいです。旦那様が何を言っても私は許せません。では。」と後ろを向いてしまいます。
そのオンニョの後ろ姿をいつまでも見つめているユン・テウォン。
するとユン・テウォンはやはり漢陽に来たソン・ジホンと鉢合わせします。
そしてソン・ジホンは養父ソン・ファノクを死に追いやった張本人であるユン・テウォンを二発殴ります。
「一体なぜだ。父をなぜあのような目に・・・。なぜ父の命を奪った!」とソン・ジホン。
「本当に残念だが、わざと死に追いやった訳ではない。」とユン・テウォン。
けれども父を失って復讐心を燃やしているソン・ジホンにそんな言葉は通じません。
そしてソン・ジホンがもう一発殴ろうとした腕を遮って、一発返すユン・テウォン。
明宗との再会
明宗は内禁衛ハン・ジェソから「オンニョが生きて漢陽に帰って来て、昭格署の道流になった。」と知らせを聞いて、笑顔で喜びます。
そして明宗はその日の夜すぐにお忍びの格好でオンニョと会います。
「ところでどうやって昭格署の道流になったのだ?」と明宗が尋ねます。
「私が官婢として海州に連れて行かれる途中に山賊が現れて襲われ、命からがらやっとの思いで海州の監営にたどり着いたんです。その後海州の監営に来られた昭格署の提調令監に抜擢されて昭格署の道流になったんです。」と自慢げなオンニョ。
「官婢になったお前がどうして昭格署の道流になれるのか?」と明宗。
「実は私が昔、イ・ジハム土亭に仕えて周易を習った事があったんです。」とオンニョが話すと、「お、お前は周易が分かるのか?ほほーっ、どうもお前は変な娘だと思っていたが、聞けば聞くほど変な娘ではなくて、怪しい娘だな。」と明宗。
「え?旦那様~。」と笑うオンニョに、「冗談だ、冗談。それにしてもこうして無事に帰って来て本当に良かった。お前が昭格署にいたのも知らずに。」と明宗。
「ところで、そんなに大変だったのにどうして私に知らせなかったのだ。私はお前を助ける事も出来るにの。」と明宗。
「だって私は旦那様がどこに住んでいらっしゃるかも知らないし、旦那様の名前も知りませんから。」とオンニョ。
「私がお前に名前も話したことがなかったか・・・。私の名前はイ・ファンだ。」とうとう自分の名前を明かした明宗。
「ああ。」と笑ってうなずくオンニョ。
けれども平民のオンニョが尊貴な主上殿下の名前を知っている訳がありません。
「もう一杯やろう。」と明宗。
驚くチョン・ナンジョン
昭格署の提調令監がチョン・ナンジョンに会いに行くと、チョン・ナンジョンは喜んで応じます。
ところがチョン・ナンジョンは目を大きく見開いて驚きます。
亡くなったと思っていたオンニョが昭格署の提調令監の隣にいるのです。
オンニョは無言でチョン・ナンジョンをにらみつけています。
写真出典:http://www.imbc.com/broad/tv/drama/fip/clip/index.html
あとがき
オンニョがとうとう官奴婢の身分から昭格署で働くことになって漢陽に戻って来て良かったですね。
今でも性別による職業差別が問題になっている世の中で、当時としては考えられないほど破格な抜擢と言えます。
多くの人たちの助けもあり、オンニョの白熱の演技も功を奏しましたね。(笑)
ところで、せっかく漢陽で再会したユン・テウォンとオンニョの関係が気まずい空気が流れていました。
考えの深いユン・テウォンの事ですからきっと策略があるのでしょうが、その事をオンニョにまだ話すことができないもどかしさが伝わって来て見ていても辛いです。
そして今回の見どころはユン・テウォンに明宗の存在を知られてしまった場面と、明宗の名をオンニョに明かした所ですね。
でも、残念ながらオンニョにはまだ明宗の本当の正体が分からなかったので、いつになったらばれてしまうのか、楽しみでもありじれったくもあります。
そしてちょっと気になったのが、オンニョの母親は誰なのかという疑問と共に、オンニョの父親は誰なのか、という疑問です。
オンニョが産まれてきた時のいきさつから、父親も何か秘密があるように思えますから、また次回に期待しましょう。
第26話の視聴率は19.6%でした。では次回第27話に続きます。
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