4月3日(月)~はじまりました、NHK朝ドラ「ひよっこ」
第3週、4月18日(火)第14話のあらすじ紹介です。
※ネタバレを含みますので注意!
写真出典:twitter.com/nhk_hiyokko
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あらすじ 第3週「明日に向かって走れ!」第14話
★キャスト・登場人物はこちら→「ひよっこ」キャスト
青年団会合の当日、運命の日曜日です。
青年団は20名で、青年団長は三男の兄・角谷太郎、青年副団長は時子の兄・助川豊作です。
昔の青年もちらほらいます(笑)。
三男がこそこそと出掛けようとすると、母きよに捕まります。
「畑より大事な仕事はないだべ。太郎も青年団でいないんだから、倍働け!」ときよが言いますが、「今日だけ勘弁してくれ。」と言って逃げるように行ってしまいます。
時子も出掛けようとすると、母君子がごぼうで時子を遮ります。
「ちょっと、どこさ行くの?」と言う君子に、「ちょっと。」と時子。
「まあまあ・・・。」と父・正二が会話に入ってきたスキに逃げ出す時子。
みね子も緊張して棒のように歩いています。
「もう行くの?上手くいくといいね。」と言う美代子に、「硬くなってっぺ。力抜いて。」と茂に声を掛けられるみね子。
「気になっか?」と茂が美代子に尋ねると、「あの子、一生懸命だったから。それにバカみてえかもしんねえけど、東京の実さんに届くような気がして。」と美代子。
「美代子、ちょっとそーっと様子のぞいてこ。」と茂が勧めるので、「いいんですか?」と美代子。
みね子と時子、三男が揃うと三人で励まし合い緊張ながら、青年団に顔を出します。
「大事な青年団の会合に突然すみません。ちょっとだけ俺たちに時間をください。」と三男が挨拶します。
「ひとつ、提案がございます。」と三男たちはチラシを配ります。
君子は差し入れを持って、きよはたまたま通りかかりに三男が青年団の会合に入るのを見かけたので、外から様子を見ています。
「何だこれは?!三男、時子、みね子。聖火リレーって何のマネだ?」と団長の太郎。
「東京オリンピックの聖火リレーが茨城を通る日に、自分たちの手で聖火リレーを行おうと言う提案です。せっかくのオリンピックだっぺ。俺たちに関係ないと言うのは寂しいと思います。奥茨城村でも何かやれるぞ、ってとこ見せてえと思って、計画を立てて来ました。どうか検討していただけませんでしょうか。よろしくお願いします。」と三男。
玄関では君子ときよが、「知ってた?」、「知らねえ。」と顔を見合わせている所に美代子が現れます。
「どうなの?」と尋ねる美代子に、「何、あんた知ってたの?」と君子。
「うん、口止めされてたからね。」と答える美代子。
「なんで?」と君子が聞くと、「だってそんな事言うと、きよさんに仕事手伝えって言われるからって。」と美代子。
「あんたには、言ったら一番張り切っちゃうからって。」と美代子は君子に言います。
「くっだらねえ。やめだやめだ。」と団長の太郎。
「だいたいこんな事に使うお金があったら他の事に使うだっぺ。こんな事、出来る訳ねえ。」と青年団員。
「却下って事だ、三男、ご苦労さん。」と太郎。
「確かに、俺はもうすぐこの奥茨城村を出て行く。農家の三男だから、生まれた時から決まっていたんだ。でも村が大好きなのにここにいられない人間もいる。みね子の父ちゃんみたいに村を思いながら東京で暮らしている人もいる。余計なお世話だとか言わねえでくれ。なあ、あんちゃん、俺こんなの生まれて初めてなんだ。もうちっと考えてくれよ。」と涙を流して訴える三男。
隣で時子とみね子も頭を下げます。
三男の話を聞いて、玄関の外で聞いている美代子、君子、きよも泣いています。
「話にならねえな。甘ったれてやがるな。だから三男坊は嫌だな、腹立つな。結局は無責任だ。自分たちの事ばっかり考えて。この甘ったれれが。生まれた時からこの村出て行く運命だとか、俺は可哀想だみたいな顔してるが、生まれた時からこの村を出られない人間の事を考えた事あんのか?こんないい加減な企画考えて、ちゃんちゃらおかしいわ。」と太郎。
「お父ちゃん、私たちは打ちのめされてしまっています。」と呟くみね子。
「現実ってもんがどんなもんか教えてやる。」と太郎が言うと、「そうだ。」と団員。
「だいたい見積もりが甘すぎる。桁が違う。トーチはどうする?これにはいくらかかるか分かんねえぞ。」と豊作。
「それに、これは警察も巻き込まねえといけないとだめだっぺ。駐在所に酒でも持って行かねえと。」と太郎。
「新聞社やテレビ局に手紙?そんなんじゃどうしょもなかっぺ、おい、ひでき、親戚にNHKに入った人いただろ?」と豊作。
「それって、もしかしてあんちゃん。」と三男が言うと、「あんちゃんじゃねえ、団長だ。やってやろうじゃん。奥茨城村ここにありって。」と太郎。
「寄付募るのは俺に任せとけ。」と豊作。
みね子と時子、三男は抱き合って喜びます。
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「お父さん、やりましたよ。」と呟くみね子。
「言いだしっぺだから、三男がアンカー走るか?」と提案する太郎に、「アンカーはみね子に走らせてやって。」と言う三男。
「じゃ、決まりだ。頑張れ、みね子。」と太郎。
「お父さん、見ていてください。みね子はお父さんのために走ります。奥茨城村は元気です。」と呟くみね子。
(写真は昭和25年頃の青年団です。)
写真出典:http://www5.plala.or.jp/zstptsz/newpage1-0.htm
あとがき&感想
結果として聖火リレーをやる事に決まりましたが、やはり大人は三男たちをまだ子供扱いなんですね。
それでも結局青年団長の太郎が一肌脱いだというところでしょうが、以外にも三男の言葉が一番響いたのが、母親たちでしたね。
あの怖そうなきよも涙していました。
家での三男とは違って見違えるほど立派に見えたのでしょう。
いつもは三男の家族たちは結構三男の事を見くびっていたようですから。
東京オリンピックのこの当時でも、村に残る人間の責任というか、思いが色々あったのでしょう。
村を出て行くよりも辛い事があるんだなとしんみりしてしまいました。
でも、いつの時代も青年団がこうして村を支えてきたんですね。
奥茨城村で一大イベントとして取り組むことになって、これから活気付きそうですね。
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