4月3日(月)~はじまりました、NHK朝ドラ「ひよっこ」
第7週、5月15日(月)第37話のあらすじ紹介です。
※ネタバレを含みますので注意!
写真出典:twitter.com/nhk_hiyokko
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あらすじ 第7週「椰子の実たちの夢」第37話
★キャスト・登場人物はこちら→「ひよっこ」キャスト
1965年(昭和40年)5月。
正義とみね子は実を見かけたという場所で、実の写真を見せながら聞き込みをしています。
「お父さん、こんな東京の知らない場所で、お父さんを知ってますかって聞くのはなんだか不思議な気持ちがします。」と呟くみね子。
そして疲れた二人は喫茶店でクリームソーダを飲んでいます。
「人が多いから、疲れたでしょう。」と正義。
「東京に来てもあんまし人の多いとこに行かないから、慣れなくて。慣れるもんですか?」とみね子。
「慣れると思うよ。先輩に言われたんだ。東京はたしかに人が多いけど、ほとんどの人はみんな俺たちと同じだって。俺たちみたいに東京に来て、いつのまにか東京の人になるんだって。東京はそういう人の集まりだって。そう聞いたら、怖くなくなった。」と正義。
「東京の人か。」とみね子。
寮の食堂では、コーラスの練習が始まります。
雄大が曲の説明をしています。
「では、今日から新しい歌を歌ってみましょう。海辺を歩いていると、椰子の実が一つ流れ着いているのを見つけます。これはどこから来たんだろう。南の島なんだろうな。どれくらい海を漂ってここに流れ着いたんだろう。海を漂っている間、どれだけ心細かったんだろう。故郷を離れるのは寂しかったんだろう。そんな気持ちを想像してください。では歌ってみましょう。」と雄大。
そしてみね子たちは、「椰子の実」を歌います。
「お父さん、私たちは故郷を離れて漂っている椰子の実みたいなもんなんでしょうか。どこへたどり着くのでしょう。お父さんも椰子の実ですか?もうどっかにたどり着いているのでしょうか?」と呟くみね子。
「今日は最後みんなしんみりしちまったな。」と和夫。
「そういう時期でもありますしね。特に新しく入って来た子たちはちょうど仕事にも慣れてきたころで、緊張も解けて来て、そうすると田舎が恋しくなるんでしょうね。雄大先生も、もっと”明るく頑張ろう”みたいな歌にすればいいのに。」と愛子。
「でもそればっかりじゃなあ。」と和夫。
「皮肉にも、田舎から届く物がその子をまた辛くさせているみたい。色々届く子と、はがき一つも届かない子と、それも残酷で。」と愛子。
「いい歌っこでしたね、椰子の実。」と澄子。
「だね。」とみね子。
「うちらは、海の近くだから海を思い出してしまった。」と優子。
「椰子の実来た事ある?」と時子。
「日本海には来ないんじゃないかな。あれは太平洋の話じゃないかな。」と優子。
「そっか。」と時子。
「食べない?ハタハタの佃煮。うちは秋田の海の方だから、こんなもんしか来ないから。」と優子。
みんなで一つずつ食べています。
いつもは美味しそうに食べる澄子がしんみりしています。
「どした?澄子。」とみね子。
「嫌な事あった?」と幸子。
「なんか、悪いなと思って。俺もらうばっかりで。家からはなんも送って来ねえから。なんか恥ずかしくて、勘弁してくれ。」と澄子。
「何言ってんの。」とみね子。
「そうだよ、そんなのおかしいよ。」と時子。
「おめえが、恥ずかしいとか思う必要ねえ。絶対に。」と豊子。
「ごめんね、寂しい気持ちにさせちゃって。」と優子。
「仕送りしても、みなさんのとこには手紙がくっけど、俺のとこにはハガキ一枚こねえ。ここ好きだし、楽しいし。はい。だから帰りたいとも思わないし、帰っても邪魔にされるだけだし。でも、ばあちゃんには会いてえな。たっしゃかな?」と澄子。
「ばあちゃんの事、好きなの?」と幸子。
澄子が急に思い出し笑いします。
「あのな、うちのばあちゃん、腰がこんなに曲がってゆっくりしか歩けないし、こうやってちょっとずつしか進まないんですよ。それで俺が中学に入ったばっかりの時に足をケガして医務室で寝ていて帰るのが遅くなったら。」と澄子。
「俺が大好きな一本道を松葉杖でとぼとぼ帰ってたら、向こうからばあちゃんが見えるんですけどね。なんか様子が違って、なんとばあちゃん、腰がピーンとまっすぐになってて、”澄子、大丈夫かー?”て走り寄って来て。」と澄子。
澄子はびっくりしてばあちゃんと抱き合っています。
「そんなばあちゃんでした。」と澄子。
みんな笑います。
「そのばあちゃんの腰はどうなったのよ?」とみね子。
「帰り道には元に戻ってしまった。」と澄子。
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夜、みんなが寝静まった後に一人涙を流す澄子。
あとがき&感想
「椰子の実」の歌も詩もどこかで聞いたような、習ったようなきがしますが、忘れていたものがよみがえってくる感覚でした。
何だか聞いている私もしんみりしてしまいました。
愛子さんの言う通り、明るくて元気が出る歌を歌って欲しいです。
リクエストしてみようかな。
家で自分を必要としていないと言っていた澄子。
澄子なりの思い出があって、懐かしい故郷をみんなに話してくれました。
おばあちゃんは元気でやっているでしょうか。澄子のおばあちゃんに会ってみたくなりました。
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