韓国SBSで2017年3月27日～放送が始まったドラマ「耳打ち~愛の言葉~」全16話。
脚本パク・キョンス、演出イ・ミョンウの新作で放送前から期待を集めました。
では「耳打ち~愛の言葉~」キャストとあらすじの紹介です。
※ネタバレを含みますので注意!
出典:http://www.kbs.co.kr/drama/chodro/
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Contents
1.あらすじ
刑事の娘の前で、父が犯人として警察に捕まえられてきます。
父の濡れ衣を晴らすためにシン・ヨンジュの壮絶な死闘が始まります。
2.人物相関図
写真出典:http://program.sbs.co.kr/
3.キャスト(登場人物)
<主要キャスト>
(1)シン・ヨンジュ(신영주)役 イ・ボヨン(이보영)
30才、ソウル鐘路(チョンノ)警察署刑事課係長。
お給料の半分を家の借金の返済に充てるため、高価な衣類のひとつもないが、白いシャツにズボンをはけば、外見が良いので見栄えもする。
一日の半分を犯人たちと過ごすので、直説的で言葉遣いが荒いが、恋人パク・ヒョンスの前では顔が赤くなるような少女である。
(2)イ・ドンジュン(이동준)役 イ・サンユン(이상윤)
30代前半、ソウル地方裁判所の判事。
大学卒業と同時に司法試験に合格した優れた頭脳と弱者に耳を傾ける熱い心を持っている。
トレーニング服も、裁判所の服も良く似合う秀麗な容貌の持ち主。
政財界の娘を持つ親たちは皆、彼を婿に願った。
けれどもイ・ドンジュンは力のある人やお金持ちの人からのプロポーズはみな断ってきた。
素手で岩を登り、頂上に立つ姿を見せたいのだ。
(3)カン・ジョンイル(강정일)役 クォン・ユル(권율)
法律事務所「太白」の選任弁護士。シャープな人間。
いわゆる良い家柄の御曹司でエリートだが、庶民との接し方も心得ている。
掃除婦のおばさんにも笑顔で挨拶し、後輩女子社員にも丁寧語で話す。
大企業の問題を担当して法で収益を創出する優れた才能があり、豊かなインセンティブを望む人間すべてが彼の下で働くことを望んでいる。
彼が太白の後継者になると誰もが思っている。じっとていても揺るがないであろう彼の人生に、イ・ドンジュンが割り込む前までは。
(4)チェ・スヨン(최수연)役 パク・セヨン(박세영)
30才、スタイルはブランド意識、心は特権意識でいっぱい。
誰に対してもいい加減に接するが、誰も彼女にいい加減に接することが出来ない人生を送ってきた。
感情の振幅が大きく、刹那に喜悲が変わる性格の持ち主。
大学修学能力試験の成績表は彼女に学力がないことを証明した。留学に行ってきたが、英語が苦手である。
アメリカの無名大学でお金を払って買った博士号で、父が代表の法律事務所「太白」のグローバルチーム長として勤務している。海外のクライアントに会う時も、通訳の助けを必要とする立場。
彼女は知っている。太白の誰もが彼女の前に立つと頭を下げるが、陰では嘲笑していることを。
そんな事は関係ない。「嫉妬でもしなければ、あの人たちが生きていくのはとても大変なのだ。」と貴族に向けた賤民の嫉妬だと、彼女は受け流す。
カン・ジョンイルとの結婚も、他の人々のおだても、いつまでも続くと信じていた。
<太白の人たち>
(5)チェ・イルファン(최일환)役 キム・ガプス(김갑수)
50代後半、貧しい農民の息子。
父はカン・ユテク家に代々受け継いできた小作人だった。
数百人の弁護士と百人のコンサルタントを擁する、法律事務所「太白」の代表者。
太白は首相と大臣の半分以上が顧問団出身であるほど、権力のベースキャンプだ。
私的な場では多くの会話をするが、公の場では口数が少ない。相手が話をするように作り、独自の決定だけ下す。
相手を怖がらせるのは、脅迫ではなく沈黙ということを知っているがゆえに。
彼が司法試験に合格し弁護士になった後、地主の息子カン・ユテクは法律事務所の設立を提案する。
数百年続いてきた主従関係が取引関係に変わって30年が経った今も、彼は法のカーテンの後ろに隠れた背後の権力者となっているが、長い間血筋に染み付いた習性からだろうか。
カン・ユテクの前ではなぜか気後れがするそんな自分が不満だった中、娘スヨンがカン・ジョンイルと結婚をしたいと言い出し、彼の怒りは爆発する。
(6)カン・ユテク(강유택)役 キム・ホンパ(김홍파)
50代後半、カン・ジョンイルの父。
金使いが荒く性格はさっぱりしている。朝鮮時代に生まれたら、妓生の店を出入りする遊び人スタイル。
泥臭い慶尚道の方言を使う金持ちの息子。
80年代の権力者の子弟と同郷の友だったおかげで、武器取引を開始。
現在は、防衛産業である報国産業を運営する、数千億ウォン台の資産家。
チェ・イルファンを時には友達と思うが、胸深くで、自己の事業の一部を任せた小作人と考えている。
(7)ユン・ジョンオク(윤정옥)役 ムン・ヒギョン(문희경)
50代後半、チェ・スヨンの母。
祈りの俗物。派手な服に身をまとっているが、人間の価値をお金で考える賤しさを隠せない。
国内最大の教会の牧師の娘である。
傘寿の年齢にも関わらず担任牧師を守っていた父が、弟に教会を承継しようとして、内部紛争が生じて頭が痛い。
毎年生じる教会の恥ずかしい問題を、これ以上夫にお願いすることはできず、婿であるイ・ドンジュンにお願いする立場になる。
(8)ソン・テゴン(송태곤)役 キム・ヒョンムク(김형묵)
(9)ファン・ボヨン(황보연)役 ユン・ジュヒ(윤주희)
30代、チェ・スヨンの右腕、太白グローバルチームの弁護士。
外交官の父を持つおかげで、英語、中国語、日本語に長けている。
司法試験合格後、MBAまで終了した。
チェ・イルファンが色々と足りない娘のために付けた太白のエース。
チェ・スヨンの法律的無知にも我慢し補佐する。
より大きな夢がある。いつか政界に進出するつもりで、顧問団と人脈形成に力を入れて、知名度を高めるためにテレビによく出演する。
道行く人がすぐに彼女に気付いてサインを求めるなら写真まで一緒に撮ってあげ、その人のSNSに上がってきた写真を確認し、満足している。
自分は太白を利用しているだけだと思ったが、最終的には太白に利用されるようになり、沈黙しながらも同じ船に乗ることになる。
(10)チョ・ギョンホ(조경호)役 チョ・ダルファン(조달환)
30代、カン・ジョンイルの友人で弁護士。
小さな背にブランド物を着ても、市場の服のように見える容貌。
外観的劣等感をがさつな話し方やゴルフ会員権、最高級車、1億ウォン台の腕時計を誇示しながら埋めている。
司法試験合格後、友人のカン・ジョンイルの提案で太白に入った。30億ウォン稼げばこの阿修羅を脱し静かでゆったりとした生活が送れると思ったが、100億ウォン以上稼いでいる今でも、太白を離れることができない。
お金を稼ごうとして、お金に食われた男。
序盤に殺人事件を解決するために違法に足を突っ込んだ後、だんだん罪の鎖が重くなって、今はカン・ジョンイルのそばを離れることができない状況になっている。
友達カン・ジョンイルの首を掴めば自分の不法を解決出来るというチェ・イルファンの提案に揺れる。
(11)ノ・ギヨン(노기용)役 ホ・ジェホ(허재호)
28才、イ・ドンジュンの手下。元暴力団。
無知だが純粋で、法の守護者である弁護士より遵法精神が強い。
子供の頃から巷でよく喧嘩をしていた。
ソウル一帯で有名組織の行動隊長をしていた中、避けることができなかった軍隊令状を受けて公益勤務をすることになる。
勤務地は、まさにソウル地方裁判所！
毎日裁判所に出勤し、ロープに縛られたまま裁判を受ける仲間ギャングを見たり、除隊後も彼らのように生きるのか悩んでいた時、信念の裁判官イ・ドンジュンの恐れのない勇気に感化される。
そして退勤時間が経過しても、夜遅くまで残って彼の世話をすることになる。
一夜を共にする動画を見せつけられたシン・ヨンジュの脅迫から脱けようとしたイ・ドンジュンが違法な力が必要となり、除隊したノ・ギヨンを太白の職員として採用することになる。
イ・ドンジュンの葛藤を理解して信じてくれる、イ・ドンジュンにとっては弟のような存在。
(12)パク・ヒョンス(박현수)役 イ・ヒョンジン(이현진)
30代、シン・ヨンジュの元恋人。
ソウル鐘路警察署強力課係長。
世間の荒波にぶつかったことがないので、性格が真っ直ぐだが優柔不断な面がある。
重い懲戒の脅威にシン・ヨンジュを無視するが、すぐに後悔したり、訪ねて行ったりする。
けれどもシン・ヨンジュには、すでにイ・ドンジュンがいた。
(13)ペク・サング(백상구)役 キム・レハ(김뢰하)
40代、カン・ジョンイルが操る闇の手。
再建築、再開発撤去用役会社の代表。数十人の部下を率いるギャング。
ソウル地域の撤去のほとんどを獲得するのはカン・ジョンイルの助けのおかげである。
普段は法的にはできないカン・ジョンイルの後始末を助ける関係だ。
ドラマの序盤、放散不正を取材していた記者の殺人に関与している。
殺人の真犯人を探しているイ・ドンジュンとシン・ヨンジュを見えないところで脅かす存在だ。
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<イ・ドンジュンの家族>
(14)イ・ホボム(이호범)役 キム・チャンワン(김창완)
60代、イ・ドンジュンの父、総合病院院長。
優れた実力を持っていたが、夢があまりにも大きかったため、結婚という踏み台を選択した男。
総合病院院長の地位に、大統領の主治医という名誉まで、願うものをすべて得た。
中学生になった後にやっと戸籍に載せた息子イ・ドンジュンが医師になることを望んだが、妻チョン・ミギョンの牽制で法学科に進学したという事実を知って、気を揉んでいた中、息子イ・ドンジュンの葛藤も知らないまま太白の結婚の提案を強く勧めてしまう。
それは人生を共にできなかった、息子イ・ドンジュンに与える贈り物だと思った。
人として生きる道を捨て、踏み台の道具として妻ミギョンを選択したかのように、息子ドンジュンもやはり、自分のための生け贄に利用しているのかもしれない。
(15)チョン・ミギョン(정미경)役 キム・ソラ(김서라)
50代後半、総合病院家の娘。
イ・ホボムと結婚し、夫を院長にした。
見かけはエレガントで優雅な夫人だが、イ・ドンジュンの母アン・ミョンソンに対する劣等感が大きい。
法大に進学して、裁判官になったイ・ドンジュンとは異なり、息子イ・ドンミンが医学部に行かれないことに対する劣等感。
そして医師ではない息子を病院長の座に上げるためにあの手この手を使う。
ユン・ジョンオクの父が牧師である教会の執事である。
病院運営のために、息子を院長に上げるために法的支援が必要な時にはユン・ジョンオクの家を訪問し、イ・ドンジュンとよくぶつかる。
(16)イ・ドンミン(이동민)役 チョ・ソンユン(조성윤)
30才、イ・ホボムとチョン・ミギョンの息子。総合病院新事業推進本部長。
一緒に育たなかったが、兄のドンジュンが好きで兄によく従う。
本が好きで文章を書くのが夢だったドンミンは、母チョン・ミギョンの激しい性格に病院経営に飛び込んだが、仕事をこなすのが大変でいっぱいいっぱいである。
写真出典:http://entertain.naver.com/read?oid=382&aid=0000544253
(17)アン・ミョンソン(안명선)役 ウォン・ミギョン(원미경)
50代後半、イ・ドンジュンの母。
ソウル郊外で小さな特別養護老人ホームを運営している。
慈愛に満ちて暖かい。ドンジュンの選択をいつでも信じて見守ってあげる。
たまに一言ずつ投げかけるアドバイスがドンジュンの選択に決定的な影響を与える。
ドンジュンの結婚式の日、30年ぶりに久しぶりに会ったイ・ホボムを見ても心の動揺がない。
彼は彼なりに生き、私はこの道を歩いてきただけだ。一緒にいる人を穏やかにする言葉と心を持っている。
<シン・ヨンジュの家族と友人>
(18)シン・チャンホ(신창호)役 カン・シニル(강신일)
50代後半、シン・ヨンジュの父、放送局解雇記者。
ストライキを主導して解雇に遭い、ストライキ損害賠償金を出すために、家の中が沈んだ。
代理記事、代筆、トラック白菜売りなど生計をつなぐための事なら何でもしながらも、記者としての精神を忘れなかった。
ポッドキャストを運営していた。
ドラマの最後まで刑務所にいるが、面会に来た妻と娘に明日を生きる力を与える存在だ。
(19)キム・スッキ(김숙희)役 キム・ヘスク(김해숙)
50代後半、シン・ヨンジュの母。
部屋一つが付いた、小さなおかず店を営むがめつい働き者。
女子商業高校を卒業し、放送局の末端で経理として働いていた中、エリート記者だったシン・チャンホと結婚して、周辺の羨望を買った。
愛だけで自分自身を選択した夫なので、夫がいばらの道を歩く姿に不平を言いながらも、最後まで信じている。
(20)チョ・ヨンファ(조연화)役 チョン・イヨン(정이연)
30才、シン・ヨンジュの友達。
漢江病院の看護師を務めている。
シン・チャンホの拘束とシン・ヨンジュの悔しさを知って、普段のでしゃばりが発動し、シン・ヨンジュに自分の身分を貸す。
この後、シン・ヨンジュを助け陰謀を暴いていた中、ノ・ギヨンのタフさに惚れて心を大きく開くようになる。
写真出典:http://program.sbs.co.kr/
4.About イ・ボヨン
2000年にミスコリア大田に選ばれて、
2002年にCMに出演して芸能界デビューします。
清楚な顔立ちと誠実という印象を与える代表的な女優。
2012年TBSドラマ「私の娘ソヨン」で存在感のある演技が話題になり、
2013年全体視聴率1位を記録します。
2013年9月27日に俳優チソンと結婚、
2015年6月には第一子の女児の母になりました。
5.About イ・サンユン
ソウル大学物理学科出身。頭脳明晰で知られています。
2007年MBC『エアーシティ』でデビューして、
温かい人物のイメージが定着するも、
2008年SBSドラマ『神の秤』で冷血に変わっていく
卑劣な人物にイメージチェンジします。
2012年TBSドラマ「私の娘ソヨン」に出演して
イ・ボヨンと共演しているので、
今回のドラマも息の合った二人の演技に期待します。
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