2016年8月22日~10月18日まで午後10:00~KBS2で放送された月・火ドラマ
「雲が描いた月明かり」
第12話のあらすじを紹介します。
※ネタバレを含みますので注意!
写真出典:http://www.kbs.co.kr/drama/gurumi/behind/wallpaper/index.html
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<雲が描いた月明かり 第12話あらすじ>
写真出典:https://knda.tv/kntv/program/kn000663/
キャスト・登場人物はこちら→[雲が描いた月明かり]キャスト
ホン・ラオンは母と10年ぶりの再会を果たします。
ところがラオンの母の再会の前に、イ・ヨンは茶山先生に、「どうして隠すのですか?ホン・ラオンの母だ。」と尋ねます。
「もし、ラオンが母と会う事が世子様にとって危険な事なると知ったら、どうなさいますか?知らなければ世子様とラオンが幸せに暮らせるかもしれないのに。」と茶山先生。
「その危険が何か知らないが、私のせいで母子の再会を妨げる訳にはいかない。」とイ・ヨン。
そしてラオンと母の再会に、イ・ヨンも喜びます。
母はラオンに辛かったでしょうと慰めつつ、どうして内侍の格好なのかと尋ねます。
ラオンは世子様にも良くしてもらっているから、心配ないと答えます。
母はラオンと一緒にいるのが世子と知り、表情を曇らせます。
ラオンとイ・ヨンは、母と茶山先生に挨拶し、宮殿に戻ります。
茶山先生は、「あとはラオンの選択のみです。」と言い、「選択の余地はありません。宮殿で、世子様のそばにいるなんて、あってはなりません。」と反論する母。
帰り道、雨に降られるイ・ヨンとサムノム(ラオン)。
手を繋ぎながらのんびりと歩いています。
サムノムは雨だからもっと早く歩きたいと考えますが、イ・ヨンは宮殿で走った事がないと言わんばかりに、ゆっくり歩きます。
そして「まさか世子が内侍を好きになるとは、予想できるか?成り行きでこうなったんだ。」とイ・ヨンが言い、微笑むサムノム。
キム・ビョンヨンは以前イ・ヨンの机からこっそり持ち出した帳簿を、イ・ヨンがいないうちに、戻します。
その直後イ・ヨンとサムノムは部屋に戻り、サムノムは雨に濡れたイ・ヨンの衣類を、拭います。
するとイ・ヨンもサムノムを抱きかかえ、濡れた顔を拭います。
「あまりにも幸せ過ぎて、怖いです。宮殿の中にも外にも、一緒にいたい人がいて。」」とサムノム。
サムノムの幸せそうな姿に、イ・ヨンも幸せだと言います。
でも、自分がいなくても、サムノムが宮殿の外で幸せなのは、ちょっと寂しいとイ・ヨン。
「心配しないでください。世子様の許可なしに、どこへも行きませんから。」とサムノム。
イ・ヨンは机の上に置いてある帳簿に気づきます。
中には、いつ、どこで、そして官職を金で買った者の名前が詳細に書かれています。
ちょうど世子に、「吏曹判書キム・ウィギョが金で官職を売買している。」と告発する上書がたくさん上がってきていたのです。「どうしてこんなに上書が上がる前に、私の耳に一言も入って来なかったのだろう。」とイ・ヨンはキム・ウィギョに嫌味をいいつつ、隣にいる都承旨に説明させると、「確証の無いものは、報告できません。」と言い訳します。
「ところが、ちょうどその証拠を手に入れたのだ。」とイ・ヨンは、帳簿を見せ、キム・ウィギョに罷免を命じます。
その帳簿はハン・サンイクがビョンヨンに、イ・ヨンの机に置くように命じたのでした。
領議政キム・ホンはキム・ウィギョの罷免の話を聞き、どうしてその帳簿が世子の元にあるのか、疑問を抱きます。
部下に調べさせると、帳簿を持って行った者はすでに死んでいた事、そしてホン・ギョンネの娘の名前が、「ホン・ラオン」だと報告します。
キム・ユンソンもキム・ホンと一緒に、聞いています。
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書庫でイ・ヨンが書物を読んでいると、隣で居眠りしているサムノム。
イ・ヨンはサムノムの寝顔を覗き込んでいます。
イ・ヨンの夢を見ていたと言うサムノムの手を握り、どんな夢か尋ねるイ・ヨンに、「世子様が初めて、”ラオン”と呼んでくれた夢。」とつぶやくサムノム。
「もっと寝ていなさい、ラオン。」とイ・ヨン。
そこへやって来たユンソンは、「ラオン」と聞いた瞬間、表情が一変します。
キム・ウィギョとキム・グンギョは、密談をします。
ウィギョは世子に仕返しをするといい、謀反を企てます。
そしてこれを使うと言って、仮面をグンギョに見せて、白雲会の仕業に見せかけると言うウィギョ。
チョン・ドクホはミョンウン王女の処所の玄関に、お土産を掛けています。
そして帰ろうとして振り返ると、そこにはミョンウン王女。
玄関にかかっている籠を見ると、菓子がいっぱい入っています。
ミョンウン王女のおそばにいた美しい女性を思い出して、持って来たとドクホ。
ミョンウン王女は、「ウォリか・・・ウォリはこの菓子はあまり好きではないが。」とつぶやき、思わず嬉しそうに食べようとしますが、我に返って、菓子をドクホに突き返します。
王女をじっと見つめるドクホ。
資泫堂でサムノムを捜すイ・ヨンは、血の付いた衣服と一緒に、仮面を見つけます。
イ・ヨンはビョンヨンに、ケガを心配しますが、ビョンヨンは昨日の訓練でケガをしたと言葉を濁します。
後日イ・ヨンは部下に訓練の事を尋ねると、訓練はなかったと聞き、ビョンヨンがウソをついていたと分かります。
一方ハン・サンイクはラオンの母を訪ねて、ホン・ギョンネの居場所を尋ねますが、10年間、ラオンと自分はどんなにつらい毎日だったかと、母はサンイクに訴えます。
サンイクは、これからは自分たちが保護するから大丈夫と言い、母は断ります。
サンイクは、「民のために力を貸してほしい。」とお願いし、母は「何も知らないから、放っておいてほしい。」と言います。
キム・ホンの部下がユンソンとバッタリ会い、「ホン・ギョンネの娘について、ついに分かりました。ホン・ラオン。宮殿にいます。」とユンソンに報告します。
その部下はこれからキム・ホンに報告すると言って、キム・ホン宅に向かって歩き出します。
ユンソンはその部下の後を付けて行き、消してしまい、部下の懐の書状を奪います。
深夜、複数の刺客が東宮殿を襲います。
その頃、中ではイ・ヨンとユンソンが話をしています。
「サムノムの話ならするな。」とイ・ヨン。
「いいえ、言わせていただきます。ホン内官にとって必要なのは、ここから出て行く事です。ここにいてはなりません。」とユンソン。
「私が考えれば良い事だ。」とイ・ヨン。
「お二人が一緒にいれば、世子様が危険です。」とユンソンは警告します。
イ・ヨンは茶山先生からも同じような言葉を言われた事を思い出し、「その危険とは、なんだ。」と尋ねますが、どうせ聞いても、ユンソンには従わないから、もういいと言うイ・ヨン。
ユンソンは重い言葉を言い出せずに躊躇しています。
部屋の外では、お茶を運んできたサムノムが、刺客に口をふさがれます。
茶器が割れる音に気付いたイ・ヨンは、「誰かおらぬか。」と声を掛けますが、静まり返っています。
異変に気付いたイ・ヨンは剣を持ち、扉を開けると、全員が仮面を被った刺客が、サムノムを人質にして、立っています。
刺客はサムノムに剣を向けたまま、イ・ヨンにじりじりと迫ってきます。
ユンソンは東宮殿を出る時、入り口を守る兵の手に血が付いているのを不審に思い、剣に手を回すと、兵もユンソンめがけて攻めて来ます。
ユンソンは兵に扮した刺客たちを倒して、イ・ヨンとサムノムを助けるために、東宮殿に戻ります。
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イ・ヨンは刺客たちの前で、「お前たちの望みが何か分からないが、その子を放してからだ。」と剣を捨てて、サムノムに手を差し出します。
そして相手のスキをついて、サムノムを抱き寄せます。
そこへユンソンも乗り込んできて、乱闘になります。
刺客を次々と倒していくイ・ヨンとユンソン。
そしてイ・ヨンへ向けられた剣を素手で受け止めたユンソンは、手に傷を負いながらも闘います。
イ・ヨンは背後から不意をつかれて、背中を切られ、二度、三度と腹部を切られます。
イ・ヨンは自分を切った刺客が、ビョンヨンに見え、「ビョンヨンか?」と尋ねますが、イ・ヨンに留めを打とうとしたその刺客を、ビョンヨンが切り付け、イ・ヨンを助けます。
イ・ヨンはサムノムの腕で、意識を失い倒れます。
世子が襲撃された事は、すぐに王に知らせが入りますが、キム・ホンは王に、「本来は内禁衛長を呼ぶべきですが、外部に知られて良い事はないでしょう。民心を考えて、対処いたします。」と言って、秘密にしようとします。
その様子を隣で見ているハン・サンイクは、誰の仕業か察します。
キム・ホンはウィギョとグンギョに、後始末はしっかりやったのかと尋ね、油断するなと、言います。
イ・ヨンを診た医員が出て来るので、サムノムが容態を尋ねますが、答えない医員。
部屋の中にも入れさせてもらえず、サムノムはイ・ヨンを心配しています。
イ・ヨンは医員の賢明な治療の甲斐あって、意識が戻ります。
医員はイ・ヨンに、東宮殿に刺客の遺体が数多く、別の場所に世子様を移動し治療をしている、医員以外は誰もとおしてはならないと言う、王の命令だと伝えます。
イ・ヨンは医員に、サムノムを呼ぶよう伝えます。
サムノムは障子ごしに、「世子様、大丈夫ですか?世子様が倒れた時、とても怖かったです。この幸せを奪われるかと思って。私も世子様の手を絶対に離さないので、私の手を離さないでください。」と涙ながらに声を掛けます。
すると背後からサムノムを抱き寄せて、「私の許可なく、お前の幸せを奪う者はいない。この手は絶対に離さない。」とイ・ヨン。
イ・ヨンは傷が回復し、サムノムは一日外出の許可をもらいます。
「日が沈む前に、必ず帰ってくるように。」とイ・ヨン。
サムノムは母に会いに行きます。
すると部屋の中で、母と茶山先生が話をしているのが外にいるサムノムに聞こえてきます。
「世子様とラオンが、お互いを想っているのが、どんな事なのか、分かりませんか?可愛い娘を、強い男の子として育てたのに、このまま見過ごせません。ラオンがホン・ギョンネの娘だと知ったら・・・。」と母。
そこへサムノムが入って来ます。
イ・ヨンは書物を読んでいると、女官がろうそくに火を灯すのを見て、「もう、そんな時間になったのか。日が沈む前に帰るようにと言ったのに。」とイ・ヨンはつぶやきます。
夜が更けても帰って来ないサムノムを心配して、イ・ヨンは資泫堂の前で待っています。
そこへ帰って来たサムノム。
写真出典:http://www.kbs.co.kr/drama
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あとがき
キム・ウィギョのイ・ヨンへの仕返しが、襲撃して世子を殺そうとしたのですから、大変な大事件ですが、王もすっかりキム・ホンに言いくるめられて、内密になんて、王の無能さが伺えますね。
その襲撃で、ケガをしたとは言え、イ・ヨンもユンソンもカッコ良かったです。
過去のドラマで、全く剣が扱えない王もいたので、イ・ヨンの剣の腕前は相当なのではないでしょうか。
でも、一難去ってまた一難、とうとう、サムノムの父が誰か、分かってしまいました。
その10年前のいきさつまで知ってしまうのでしょうか。
第12話の視聴率は20.1%でした。では次回第13話に続きます。
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