2016年8月22日~10月18日まで午後10:00~KBS2で放送された月・火ドラマ
「雲が描いた月明かり」
第16話のあらすじを紹介します。
※ネタバレを含みますので注意!
写真出典:http://www.kbs.co.kr/drama/gurumi/behind/wallpaper/index.html
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<雲が描いた月明かり 第16話あらすじ>
写真出典:https://knda.tv/kntv/program/kn000663/
キャスト・登場人物はこちら→[雲が描いた月明かり]キャスト
ホン・サムノムが家を出た間に、母の前に現れたのは、サムノムの父ホン・ギョンネ。
ギョンネは母ナンとサムノムに、早く逃げるように言います。
すると家は兵士で囲まれてしまいます。
家の裏にナンをかくまい、ギョンネは一人で兵士と闘いますが、兵士に囲まれてしまい、捕えられて行きます。
王は、「ホン・ギョンネが生きていました。今捕えて義禁府に移送中です。」と報告を受けます。
10年前に亡くなったと思っていた王は、気を失ってしまいます。
家に戻ったサムノムは、家が荒らされているのに驚きます。
母はサムノムに、サムノムの父が捕まえられたとつぶやき、呆然としています。
ギョンネが移送されているのを目撃した白雲会ハン・サンイクとキム・ビョンヨン。
ギョンネの生死も分からなかったサンイクは、「やっぱり生きていたのか・・・。こんなに待ちわびていたのに、こんなかたちでしか再会出来ないのか・・・。」とガッカリし、必ず脱出させると誓います。
ハン・サンイクはサムノムの元を訪れて、寝込んでいる母の様子を心配します。
サムノムは宮殿に行きたいとサンイクに言い、サンイクは危険だと言って止めます。
ところがサムノムは、「全ての民が知っている父ホン・ギョンネを、娘の私が知らないままでは嫌だ。」と言って、父と会わせて欲しいとお願いします。命の危険が伴う難しい依頼を、サンイクは飲みます。
王が直接ホン・ギョンネに尋問する事を提案する領議政キム・ホン。
世子イ・ヨンは反対しますが、王は受け入れます。
宮殿に入るまでの道のり、ビョンヨンがサムノムを案内します。
その頃宮殿では、夜中にイ・ヨンがホン・ギョンネに会いに牢屋へ向かいます。
ビョンヨンはサムノムをギョンネがいる牢屋に連れて行きます。
サムノムがギョンネの後ろ姿に声を掛けようとすると、何者かが牢屋に来る気配がするので、ビョンヨンが逃げるように合図し、サムノムはギョンネの顔を見る事が出来ず、ハンカチを投げ入れます。
ギョンネは花の刺しゅう入りのハンカチを見つめます。
イ・ヨンはギョンネに会いに行き、「捕まえられたことを、家族は知っているのか?」と尋ねます。
「そんな事はない。」とギョンネが答えると、「私もまた、そなたの標的になるのか?私は、そなたのせいで、とても大事なものを失った。」とイ・ヨン。
「天が指導者を立てるのは、民のためであり、上の者が私利私欲で国を治めるのではない。」と戒めるギョンネ。
「それが白雲会の考えか?」とイ・ヨン。
「いいえ、もう一つ。指導者と言うのは、民が直接立てるものだ。」とギョンネ。
ビョンヨンはサムノムを資泫堂に連れて行き、日が昇ったら宮殿を出ると言います。
するとそこに現れたのはイ・ヨン。
イ・ヨンはサムノムを資泫堂の屋根裏にある隠し部屋に案内します。
サムノムとビョンヨンが牢屋から出て資泫堂に向かうところを、キム・ウィギョが目撃し、キム・ホンに報告します。
翌朝宮殿内ではサムノムの人相書きが貼られ、警備が厳しくなり、物々しい雰囲気となります。
その様子にキム・ユンソンは驚きます。
サムノムと同期の内官トギとソン・ヨルは、サムノムの人相書きを見て、「ホン内官がホン・ラオンで、大逆賊の息子ではなくて、娘?!?!」と驚きます。
チョ・ハヨンも人相書きを見て、動揺を隠せません。
サンイクはビョンヨンに、二日後ホン・ギョンネを脱出させると告げ、作戦を明かします。
チョ・ハヨンはイ・ヨンに会いに行きますが、留守のため東宮殿に通されて、執務室の中で長時間待っています。
そこへ戻ったイ・ヨンに、「私が世子妃になったのは、本当なんですね。世子様がお留守の間、ここへ通されるとは。」とハヨン。
ところがイ・ヨンは夜遅いから、話はまた今度にしようと、ハヨンを帰そうとします。
そのイ・ヨンの腕輪がないのを見たハヨン。
昔サムノムも同じ腕輪をしていたのを思い出し、イ・ヨンが想っていた女性が、サムノムだったと知り、心を痛めます。
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サムノムは兵士の格好で、再び牢屋へ行きます。
するとハンカチの刺繍を見ていたギョンネは、慌ててハンカチを隠します。
そしてサムノムの顔を見ると、「昨日も来ていただろう、ラオン。」とギョンネ。
「はい?」と答えて涙を流すサムノム。
「こんなに苦労させるためにつけた名前ではないのだが。すまない。」とギョンネ。
「いつ、私の前に姿を現すつもりだったのですか?」とサムノム。
「そうだな、お前が男の格好をしなくても良くなった時。」とギョンネ。
「世の中を変えなくても、父として私のそばにいられないのですか?」とサムノム。
「お前が住み良い世の中にしたかった。」とギョンネ。
「でも、生きているだけで、良かったです。お父さんが恋しかったです。」とサムノム。
その二人の様子を遠くで見ていたイ・ヨン。
サムノムを牢屋まで案内していたのでした。
牢屋から出て来たイ・ヨンと歩いていたサムノムを、ソン内官が目撃し、中殿キム氏に報告します。
すると内禁衛長と一緒に資泫堂へ向かうと言う中殿。
その慌てたソン内官の様子を見て、異変を感じるユンソン。
中殿が部屋を出ようとすると、ユンソンが会いに来ます。
今急いでいると言う中殿を引き留め、「例の赤子の話です。」とユンソンが言うと、血相を変えて部屋に戻る中殿とユンソン。
「とんでもない話で、国母である私を冒涜しようとしているのか?」と中殿。
「この国を冒涜しているのは、私ではなく中殿では?」とユンソンは言って、ホン・ラオンが宮中にいる事を、キム・ホンたちに言わなければ、自分も中殿の赤子の事を秘密にすると口止めします。
そんな話を信じるかと中殿が言うと、「証拠もなく、こんな話を持ち出しませんよ。もしその赤子が生きていたとしたら・・・。」と脅迫するユンソンの話に、凍りつく中殿。
資泫堂では、「私のせいで、世子様が危険にさらされてしまい、すみません。」とサムノム。
「そんな事を言うな。私たちは出会う前から、こういう運命なのだから、謝ったり、心を痛めたりするのではない。」とイ・ヨン。
時間を気にするサムノムに、もう少ししたら行くとイ・ヨン。
「自分たちがもう少し違う立場で出会えたら、どれほど良かったのにと毎日何度も考える。」と言って、ラオンの名を呼ぶイ・ヨン。
ホッとしたのか、「今日はぐっすり眠れそうだ。」とイ・ヨン。
王はホン・ギョンネに襲われる夢を見て、目を覚まします。
極度の恐怖と緊張に耐え切れず、ギョンネへの尋問を早めた王。
サンイクもギョンネを助けるために、策を練り直します。
サンイクはビョンヨンに、先日牢屋で死んだチャン・ギベクは、10年も共にした同志だったが、自分が消した、そして10年も待ったあの方を無事に脱出させるようにと指示します。
イ・ヨンは再び牢屋を訪ねてホン・ギョンネに会います。
「民が立てた指導者とは、民の言う事を良く聞く”かかし”のような存在か?」とイ・ヨン。
「違う。我々が望むのは、ただ民のための政治ではない。民による政治だ。お前のような立場は、天から与えられた存在で、自らを太陽だと考えるだろうが、民によって選ばれた王は違う。自分と民を同じ人間だと考える。民たちは人間が人間らしく生きられるよう夢見ている・・・。おかしい話ではないか?」とギョンネ。
「では、その解決方法として王を消す事しか考え付かないのか?」とイ・ヨン。
「自ら王座を降りる者はいないから。お前と私は両班(貴族)と賤民。お前が王になったら、我々が同等な存在になる事ができるだろうか?」とギョンネ。
「民が選んだ者だけが、民を大切にするのではなく、民をひとりひとり大切に思う者が、民を家畜のように扱う訳がない。」とイ・ヨン。
「それで、何が言いたいのですか?」とギョンネ。
「私が夢見る世の中と、そなたが夢見る世の中は同じだ。ただ現実とどれほど離れているかの違いだけだ。そなたの尋問が終わったら、また来る。場合によっては、血を流すことなく、また再会できるのでは。」とイ・ヨン。
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王によるホン・ギョンネの尋問が始まります。
世子イ・ヨン、臣下たちも見守っています。
ハン・サンイクとビョンヨンは目で合図しています。
「罪人ホン・ギョンネは、反逆の罪を犯した事を認めるか?」とキム・ホン。
「私は反逆が何か分からない、だから認める訳にはいかない。」とギョンネ。
「お前が国と同族を背反し、謀反を働いた証拠がある。」とキム・ホン。
「背反が何で、謀反が何ですか?」とギョンネ。
王は興奮して、拷問を命じます。
ギョンネは叫びながらも、拷問に耐えています。
そこへ資泫堂の前にいたサムノムが、連行されます。
「もう一度尋ねる。罪人ホン・ギョンネは10年前に乱を起こし、国を混乱に陥れ、数千人の民たちを死に追いやった罪を認めるか?」とキム・ホン。
「ああ、そう言う事だったのか。お前たちが言う反逆、背反、謀反とは。それなら、認める。その共犯もこの場にいる。民たちには多額の税金を要求し、自分たちの懐を肥やす官僚たち。飢えで死んでいく民たちを扇動し、死地へ追い込んた私ホン・ギョンネ。
最後までこの国を変えると言ってついてきた命を、希望を爆薬で消した王。」とギョンネ。
「何を言うのだ!」と怒り出す王に、「私と一緒に斬首にするに値する!それが多くの民の命に対して償う道だ。」とギョンネ。
「王命だ、この者の首を打て!」と叫ぶ王。
イ・ヨンは立ち上がって、「王命をお取り下げ下さい。」と叫びます。
すると、「それは世子様の私心ではありませんか?宮中では、世子様がホン・ギョンネの娘と内通しているという噂でもちきりです。」とキム・ホン。
「それはどういう事だ?」と王。
キム・ホンは真実をイ・ヨンに問い詰めます。
サムノムが尋問の場に引っ張り出されます。
王は驚き、「世子、それは本当か?」と尋ねます。
「逆賊の娘を想い、隠したのは事実ですか?」とキム・ホンが尋ねると、無言のイ・ヨン。
とうとうキム・ホンは、サムノムの首を打てと言い、王も命じます。
サムノムはイ・ヨンを見つめて、「世子様、もう私の事を愛さないでください。ただ、逆賊の娘とだけ記憶してください。愛した女性を守れなかったという苦痛を、世子様に与えたくはありません。」と心の中でつぶやきます。
いよいよサムノムの首が切られるその瞬間、サンイクの部下たちが剣を交えます。
そしてキム・ホン一派に刃を向けます。
「王と世子様を保護しなさい。」とサンイク。
するとイ・ヨンを護衛していたビョンヨンが、イ・ヨンの首に刀を向けます。
「世子を助けたければ、今すぐ剣を収めろ!」と叫ぶビョンヨン。
写真出典:http://www.kbs.co.kr/drama
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あとがき
ホン・ギョンネが捕まり、牢屋でのイ・ヨンとのやりとりがとても印象的でした。
ギョンネが言っている事がとても正当な話に聞こえますが、イ・ヨンが生まれたのが1809年ということですから、ギョンネが望んでいた世の中が、日本で言うと明治維新以降ではないかと思いますので、韓国ではまだまだギョンネは危険人物と思われて当然の時代でした。
でも、イ・ヨンはギョンネの話に熱心に聞き入っていましたし、答えようとしていましたから、イ・ヨンの理想も、今の世の中を理想としていたようで、先見の目がある世子と言えますね。
そしてユンソンは、隠していた中殿の子供を、サムノムを助ける時に、取引の引き合いに出しました。
絶妙なタイミングでしたね。
でも、「この世の中に秘密はない。」と良く韓国ドラマで出て来ますので、結局世間に知られる日が来る・・・のかな?
そうなったら、中殿キム氏の立場はどうなるのでしょうか。
そしてイ・ヨンに信頼を受けていたビョンヨンが、イ・ヨンに刃を向け、顔色が一変してしまいました。
イ・ヨン、サムノムは無事に助かるのでしょうか。
第16話の視聴率は18.8%でした。では次回第17話に続きます。
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