8/25、幕張メッセのコンサートに参加していた男性が
はしか(麻疹)に感染していた事を発端に
立川でのアニメ関連のイベント参加者の感染
そして関空従業員集団感染の報告を受け、
学会が注意を呼びかけています。
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大阪府からの発表によると、関西空港で発生した麻疹の感染者は、接客業務を担当した従業員を中心に9月4日時点で計34人となっています。そして、さらに感染者は増えていくのではないかと危惧されています。
読売新聞(ヨミドクター) 9月5日(月)12時10分配信
空港で
昨年韓国で記憶に新しい「MERS(マーズ)」も
海外へ渡航して感染した患者から国内へ
急速に感染しました。
その時に必ず経由するのが「空港」です。
今回の麻疹は海外の渡航先で感染したかどうかは
不明ですが、幕張メッセのコンサートに参加した
はしかの患者は7月中旬に「関空」を利用していたことが
分かりました。
麻疹ってどんな病気?
麻疹ウイルスによる感染症で、強い感染力をもち
重症化すると死亡する場合もある
急性熱性発疹症ウイルス感染症です。
過去1984年に全国で大流行し、1991年にもやや流行
しましたが、その後全国規模での流行はなく
地域規模での流行が反復していました。
そのうち、2才以下の子供の感染が約50%でしたが、
最近は予防接種を受けていない子供や、
10代~20代の感染が増えています。
麻疹の症状
麻疹にかかると、10~12日の潜伏期間ののち
初期症状として鼻水・鼻づまり
そして38℃前後の発熱があります。
その他に目の充血・口の中に白い発疹などが
現れます。
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症状が出て3~4日後に口の発疹が出て
体に赤い発疹が出てはじめて
麻疹の診断が容易になり、
特に初期には風邪と似た症状のため、
麻疹と気づかない場合があり、
感染を広めてしまうことになります。
感染経路
麻疹に感染している人からのせき・くしゃみ・鼻水などから
空気感染(飛沫核感染)や、接触感染があります。
感染力が大変強いため、せき・くしゃみ・鼻水から出た
ウイルスが空気中を漂い、それを吸った第三者が
感染するケースもあります。
予防方法
麻しんウイルスは非常に小さいので
マスクでの予防は難しくなります。
ワクチンの予防接種を2回受けることで、感染しても
重症化するのを防ぐことが出来ます。
決められた期間なら国の負担で予防接種を
受けることができます。
現行では生後12カ月~90カ月未満を接種年齢としていますが
感染力の強さや感染した時の重症度などを考えると
少なくとも生後12~15カ月に接種することが望ましいと
されています。
最後に
日本の麻疹患者が減少して、予防接種を受けない人が
増える中で感染者が増えています。
また子供時代に麻疹にかかることなく
大人になってしまい、免疫を持っていない人も
多いため、感染が流行しているとも言われています。
また患者の95%以上が予防接種未接種であるという
データがあることから、成人している人でも
一度も麻疹にかかったことがなく
予防接種を受けていない人は
2回の接種を受けることが望ましいでしょう。
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