2017年5月10日〜7月15日までMBCで放送された水木ドラマ
「仮面の王イ・ソン」~原題:君主(クンジュ)~
第8話のあらすじ紹介です。
※原作の第15話,第16話を、日本では第8話としてまとめています。
※ネタバレを含みますので注意!
写真出典:http://www.imbc.com
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<「仮面の王イ・ソン」~君主(クンジュ)~ 第8話あらすじ>
写真出典:http://www.imbc.com
キャスト・登場人物はこちら→仮面の王イ・ソン~キャスト
出迎えるイ・ソン
王に扮する賤民イソンと会った後、温室から出て来たハン・ガウン。
そのハン・ガウンを待っていた世子イ・ソンとばったり会います。
「私が心配で、ここにいらしたのですか?」と尋ねるハン・ガウン。
「はい、でも無事なようで何よりです。」と世子イ・ソン。
イ・ソンはハン・ガウンに「殿下はお変わりないか。」と尋ねると、
「それしか尋ねる事がないのですか?」とハン・ガウン。
二人は歩きながら、ハン・ガウンの薬房まで行くと、
「このおじさんがチョンスお兄さんなの?」とコムリ。
コムリはイ・ソンにあれこれと尋ね、
「チョンスお兄さんはガウンお姉さんと付き合うの?」と質問します。
テモクの反撃
一方王后とテモクもハン・ガウンが宮殿に出入りしている情報を得ます。
しばらくはそのまま放っておけと言うテモク。
大辺首キム・ウジェは、漢城府参軍パク・ムハに首根っこを掴まれて、
銅を奪われたとテモクに報告します。
テモクは部下に、「銅の移動経路を把握し、
漢城に到着する前に造幣権を確保するように。」と命令し、
ウジェには、銅を奪い返すよう命じ、もし出来なければ
跡継ぎには出来ないと言います。
イ・ソンの取引
王后と、チェ・ソンギは銅の所有権について相談をします。
世子イ・ソンはチェ・ソンギに銅を差し渡す代わりに、
吏曹判書の地位をほしいと言います。
王后が許さないだろうとチェ・ソンギが言いますが、
一歩も譲らない世子イ・ソン。
チェ・ソンギは王后に、「頭領は絶対に信義を守る人間だから、
信じてみてはどうであろう。」と言います。
世子イ・ソンは取引で吏曹判書の地位を得て、
師匠のウ・ボに人事権のある吏曹判書を任せたいと言いますが、
ウ・ボは民のために生きたいと言って断ります。
力のない王
ヒョンソクはハン・ガウンを宮殿に連れて行くために、薬房に迎えに来ます。
そしてハン・ガウンは温室で賤民イソンと会います。
「揚水庁長がそなたを脅迫したと聞いた。
またそのような事があれば私に言いなさい。」と賤民イソン。
「殿下がお気になさる事ではございません。」とハン・ガウン。
「私は・・・。」と言いかけて留まるイソン。
「私は殿下にお伺いしたい事がございます。
私の父を斬首したのは早まったと仰いましたね。
どうして間違った事を取り返すことができないのか、
どうして私の父の罪状を改める事ができないのか、
理由だけでもお聞かせ願えませんか?」とハン・ガウン。
「今は答えられないのだ。いつか必ず答えよう。
もう少し待っていてほしい。」と賤民イソン。
温室から出て来た賤民イソンは、
「ほんの一瞬でいいから、本当の王になりたい。」と静かに囁きます。
身分を取り戻す
一方ハン・ガウンは王后に呼ばれます。
「温室に出入りしているそうだな。どのような身分であるのか。
そなたの父親の名を申しなさい。」と王后。
「私の父親は5年前、大逆罪で斬首された漢城府庶尹ハン・ギュホです。」とハン・ガウン。
王后は賤民イソンを呼び、
「主上、この母が言う事をよく聞きなさい。
私はこの娘の父の恨みを晴らし、
大逆罪という罪状を取り消すつもりです。
ハン・ギュホは忠臣でした。
それなのにそのような忠臣を処刑するとは、
主上の失策でした。分かりますか?」と王后は言います。
「は、はい、王后。」と答える賤民イソン。
「数か月後に私の誕生祝いに合わせて、
罪人たちに恩赦を与える機会があるから、
その時にそなたの父親の身分を回復させよう。」と王后。
「大妃様、私はこのご恩を一生忘れません。」とお礼を言うハン・ガウン。
部屋を出てから、「王后様は王とは全然違う。」と独り言を言うハン・ガウン。
ハン・ガウンが出て行った後、王后と賤民イソンは話を続けます。
「私が主上のために、あの娘を側室の候補として挙げようかと考えている。
主上の考えはいかがですか。
近いうちに従4品淑媛に奉ずるようにいたそう。」と王后。
そして王后は、賤民イソンに、
造幣権を絶対にテモクに許してはいけないと言います。
賤民イソンは、情けない立場の自分が、
ハン・ガウンに想いを寄せるだけだったのが、
側室に迎えると言う欲を出していいのかと悩みます。
対抗するテモク
王后がテモクに造幣権を渡してはいけないと
賤民イソンに話した事を知ったテモク。
テモクに造幣権を与えるまで賤民イソンに毒花を渡さないと言います。
そして船着き場では、イ・チョンウンとパク・ムハが、
銅を奪おうとする大辺首キム・ウジェと揚水庁長の逆襲を受け、
銅を捨てて逃げます。
登場するウ・ボ
「銅はどうなりましたか。」と賤民イソン。
「殿下、倭館に急いで人を送りましたが、
まだ確認できておりません。」と辺首会員のチェ・ソンギ。
「これ以上、常平通宝(朝鮮時代の貨幣)の鋳造を遅らせる訳にはいきません。
早く揚水庁に造幣権を譲り、民生を安定させなければなりません。
どうかお察しください。」と同じく辺首会員のチュ・ジンミョン。
賤民イソンは、毒花が切れて苦しくなってきます。
そこに入って来たのは、辺首会に対抗しようと朝廷の官職に復帰した吏曹判書ウ・ボ。
世子イ・ソンの「誓いを破るのではなく、
誓いを守るために吏曹判書になる事は出来ないですか。
官ではなく民のために生きる。
今こそ民のために辺守会と対抗する人物が必要です。
吏曹判書は民のための礎石にならなくてはいけません。
辺首会にとっては常に邪魔な存在になるでしょう。
生死にかかわる危険な事です。
ウ・ボ先生の他には誰にも任せられません。
師匠、どうかお願いです。
民のために命を懸けてください。」と言う言葉を思い出しているウ・ボ。
「殿下、私、前・成均館司成ウ・ボ、
折り入ってお話がございます。」と言ってウ・ボはひざまずきます。
賤民イソンは意識がもうろうとする中、
「ウ・ボ師匠?!」と心の中で呟きます。
そして「早く言ってみよ。」と賤民イソン。
「殿下、これまで銅を輸入できなかった理由が分かりました。」とウ・ボ。
「私は海賊の仕業だと聞いているが。」と賤民イソン。
「違います。殿下。私が実態を把握したところ、
海賊のせいではなく、海賊に偽装して闇取引していた邪悪な集団でした。」とウ・ボ。
「海賊に偽装?」と賤民イソン。
「はい、そうです。それで私は漢城府参軍を送り、
奴らが奪っていった銅を追跡しました。
「銅はどうなったのだ。手に入れたのか。」と賤民イソン。
銅を手に入れたキム・ウジェと揚水庁長は、
銅を運んでいる途中に銅の入った箱を落としてしまい、
中身が銅ではない事に気づきます。
ウ・ボは自分が銅を確保し、今頃戸曹(戸籍、賦税、
金銭と米穀などを管掌していた官庁)に到着した頃だと賤民イソンに報告します。
王の使いが戸曹に確認しに行くと、
世子イ・ソンが銅を届けたのを目撃します。
賤民イソンは、「常平通宝を発行して、貨幣の不足を解決しなさい。」と命じます。
その後ますます具合が悪くなる賤民イソンに、
チュ・ジンミョンは毒花を与えます。
この事にチェ・ソンギと王后は満足します。
一方銅を奪われ造幣権も得る事が出来なかったと知ったテモクは、
キム・ウジェから大辺首の座を奪い、早く頭領を訪ねるようにと怒ります。
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提案するイ・ソン
世子イ・ソンは王后を訪ねます。
「国のために、大きな力となってくれた。手柄だ。」と王后。
「いずれ、主上殿下の力になり戻ってまいります。」と世子イ・ソン。
「主上の力?」と王后。
「銅を奪ったのが辺首会だという事をご存知ではないですか?
その辺首会の動きを阻止したのが新任の吏曹判書だと大いに称賛し、
知らしめてください。」とイ・ソン。
「それで。」と王后。
「吏曹判書は人事権があります。
今後辺首会と闘う意志がある忠臣たちが、
吏曹判書を中心として集まるでしょう。
朝廷にその者たちを揃えてください。
その忠臣たちが主上殿下の力となり、
辺首会と対抗する事が出来るでしょう。」とイ・ソン。
「辺首会と闘う忠臣とは・・・。
頭領。そなたはどのように辺首会と闘おうと言うのだ。」と王后。
「それが重要ではありません。
今後、どのようにして辺首会を倒すのかが重要です。」とイ・ソン。
「やはり噂のとおりだな。」と王后。
王后と話が終わって出て来たイ・ソンとウ・ボの元にパク・ムハがやって来て、
ウ・ボが吏曹判書になったのかとひがみます。
「お前は今日から吏曹正郎だ。」とウ・ボ。
「吏曹正郎?!正五品?!」と驚くパク・ムハは忠誠を誓って喜びます。
世子イ・ソンは久しぶりに宮殿に入り、
父である先代王イ・ユンが殺害されたことを思い出しています。
王后の決心
王后の恩に一生報いると誓うハン・ガウンに王后は、
「罪のない父がどうして亡くなったか。
そなたの父が亡くなった理由は、愚かな王が造幣権の件で、
辺首会の言いなりになったからだ。」と事実のままに伝えます。
「それでは主上殿下は民をお捨てになられたと言う事ですか?」とハン・ガウン。
「私が黙っていたら、造幣権は辺首会に奪われていたであろう。
もしそうなっていたとしたら民の暮らしがどれほど苦しくなっていたであろうか。
考えるのも恐ろしい。」と王后。
そして王后は、「本当に私の恩に報いる気持ちがあるか?」と尋ねると、
「はい、王后様。」と答えるハン・ガウン。
「では宮女になってほしい。私が信じる事のできる目と耳になって
主上を見守ってほしい。そして民のために、
力のない王を廃位させるつもりだ。」とハン・ガウンに告げます。
「私は決意を話した。今度会う時に、そなたの決意を聞かせて欲しい。」と王后。
イ・ソンとガウン
ウ・ボは世子イ・ソンに、「ハン・ガウンはどうするつもりだ。」と尋ねます。
「私がガウンを引き留める資格はありません。」と答えるイ・ソン。
イ・チョンウンも、「ガウンの父を殺したのも辺首会で、
世子様のご両親やチョンスまでもが辺首会によって命を奪われたのに、
ガウンを手放すおつもりですか。」とイ・ソンに訴えます。
すると、「いいえ、ガウンを忘れる事はできません。
ガウンなしには生きてはいけません。」と涙を流すイ・ソン。
一方ハン・ガウンは宮女になってほしいという言葉で、
世子イ・ソンとの約束を思い出しています。
すると世子イ・ソンがハン・ガウンを訪ねて来ます。
ハン・ガウンはイ・ソンに「チョンス(イ・ソン)ではないのに同じ顔、
同じ声で私を心配しないでください。
私の前に姿を現さないで欲しい。」と言いつつ、自ら心を痛めます。
襲撃されるイ・ソン
辺首会では刺客を送ってでも頭領を連れて来るようにと命じるテモク。
これを盗み聞きしているのはコン。
メチャンは宮女の服を着てある人物に会います。
そして、「やはりあの方が世子様でした。」とメチャン。
「それは本当か?世子様が生きておられたのか?!
しばらくの間そのまま見逃しておけ。」とある人物。
ある時コムリが頭領の首にかかっている首飾りを見たと言って、
その首飾りの絵を描きます。
その絵を見たハン・ガウンは驚きます。
その絵には月と太陽の模様が入った首飾りが描かれています。
頭領が大事そうに見ていた、とコムリが言うと、
外へ出て行くガウン。
巨商総会に頭領が来るのを待っているキム・ファグン。
そこにメチャンが入って来ます。
ところがテモクが刺客を頭領に送ったとコンから報告を受けたキム・ファグンは、
すぐに刺客を止めようと外へ出ます。
するとそこにはハン・ガウンが世子イ・ソンと話しているのが見えます。
「若旦那様、最後にもう一度だけ質問があります。
ほんとうにチョンス若旦那様ではないですか?」とハン・ガウン。
ちょうどその時刺客がイ・ソンに襲い掛かり、
イ・ソンはハン・ガウンをかばいます。
離れて見ていたキム・ファグンは嫉妬の思いが湧いてきます。
キム・ファグンは爆竹を鳴らして私兵たちを集めます。
イ・ソンは怪我を負い、イ・チョンウンに負ぶわれて逃げます。
キム・ファグンは
「自分に会いに来た客を許しも得ずに攻撃するとは。」とテモクに対して怒りを覚えます。
テモクはまだ頭領が世子イ・ソンである事実を知らない事に、
安堵するキム・ファグン。
イ・ソンとの再会
辺首会の刺客に襲われて怪我をした世子イ・ソンを看病するハン・ガウンは、
眠っている世子イ・ソンを見つめています。
イ・ソンの首には太陽と月が描かれた首飾りが掛かっています。
ハン・ガウンは、「今までどうして正体を隠してしたのですか。
私がどれほど若旦那様を想っていたかお分かりですか?」と声を掛けます。
すると目を覚ましたイ・ソンは、
「泣かないでくれ、ガウンよ。知らぬふりをしてすまなかった。
どれほどお前の名前を呼びたかったか。
お前と距離を置くことが、お前のためだと考えていた。
だが、一瞬たりともお前を忘れた事はない。
もう二度とお前を一人にはしない。
だからお前も俺のそばを離れないでくれ。」とハン・ガウンを抱きしめるイ・ソン。
その瞬間、ハン・ガウンは王后の言葉を思い出します。
写真出典:http://www.imbc.com
あとがき
今まで辺首会には誰も太刀打ちできないとあきらめていた雰囲気の中で、
世子イ・ソンが頭領として力をつける事で、動き始めてきました。
とくにイ・ソンが王后との関わりを持つようになり、
イ・ソンの師匠ウ・ボを朝廷に送りながら、徐々に勢力を大きくしようとしています。
まだまだ時間がかかりそうですが、これからイ・ソンの動きに注目したいですね。
そしてとうとうイ・ソンが自分の正体を明かしてハン・ガウンと再会できました。
ところでハン・ガウンは宮女になってほしいと言われていましたね。
宮女になったら、殿下の女性として宮殿に入り、
イ・ソンと別れなければいけなくなりますよね。
でも、元々の殿下は世子イ・ソンのはずだから・・・なんだか複雑ですね(汗)
原作の視聴率は第15話は12.0%、第16話は13.6%でした。では次回第9話に続きます。
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