2019年2月11日〜4月30日

SBSで放送の月火ドラマ

「ヘチ」~王座への道~

第10話のあらすじ紹介です。

※ネタバレを含みますので注意!

写真出典: https://programs.sbs.co.kr/drama/haechi

写真出典: https://programs.sbs.co.kr/drama/haechi

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<[ヘチ]~王座への道~　第10話あらすじ>

偶然殺人事件の現場に遭遇してしまったヨニン君。

殺人犯の首筋に「刺客」と刻まれた入れ墨があり、その殺人犯は男装をした少女だったので、ヨニン君が驚いたスキに犯人を逃がします。

ヨニン君は刺されたオ・ジピョンのキズの止血をしていると、そこへ現れたウィ・ビョンジュは、ヨニン君を殺人犯として誤解します。

「これは一体どういうことですか?世弟様。」と厳しく尋ねるビョンジュ。

ヨニン君は黙ったまま、自分の手についた血を見て驚きます。

「これは殺人現場だ。一つも毀損してはならない。今すぐ世弟様を捕らえよ。」と命じるビョンジュ。

「自分の足で行く。私が犯人ではない。」と言い、ビョンジュについて行くヨニン君。

ヨジとパク・ムンスはヨニン君の逮捕に怒りをあらわにして司憲府に行き、「世弟様が濡れ衣を着せられた。」と嘆願します。

司憲府に連行されたヨニン君は犯人が幼い少女であると知っているため、ビョンジュの尋問に対して真実を明かすことができません。

ヨニン君が司憲府に連れて行かれたと聞いた景宗は、「世弟を逮捕しただと?直ちに釈放せよ。」と言いますが、「自分が無実ならばそのように明かせばいいものを、何も話さないのです。」と答えるイ・グァンジャ。

景宗は国王直属の義禁府でヨニン君の捜査をするように命じ、景宗は義禁府に「ヨニン君を連れて来るように。」と命じます。

ヨニン君を司憲府から義禁府に移送中、ヨニン君と対面したヨジとムンス。

ヨニン君はヨジとムンスのケガを心配し、自分のことは心配するなと言います。

ヨニン君はヨジを抱き寄せると、見張りの兵士たちが驚きますが、ヨニン君はそんな周りの目も気にせずヨジの耳元で、「司憲府のオ・ジピョンの他にも殺害された両班がいるはずだ。刺客組織があるようだ。それで何も話すことができなかった。あんなに幼い少女が犯行に及んだということに戸惑っている。」と兵士たちに聞かれないように耳打ちするヨニン君。

「その影響を心配してのことですね。初めて刺客組織が摘発された時、犯人たちが若い年齢だったことを私も覚えています。」とヨジ。

過去に刺客組織が摘発され、多くの命が失われたのでした。

ヨニン君はヨジに、「刺客」という入れ墨が入っている犯人の少女を捜して真相を把握し、報告するようにと命じます。

ヨジとムンスはタルムンの元を訪ね、ヨニン君から聞いた犯人の手がかりを伝え、助けを求めます。

景宗の元に連れて来られたヨニン君に、「私はあなたを助けたい。真実を明かしてほしい。」と言う景宗。

「”刺客”いう言葉を覚えていますか?先代王時代に国中を狂風に追い込んだあの事件・・・。ややもすると司憲府が乗り出したら、以前のように国全体が混乱します。」と心配するヨニン君。

そしてヨニン君は「王権を見下すことになるにもかかわらず少女がなぜ罪を犯したのか、その理由を知りたいのです。私が賤しい身分ゆえ賤民の苦痛を見過ごすことができないのかもしれません。なぜ幼い手で剣を握らなければならなかったのか。罪を問う前にまずそれを知りたいと思ったのです。」と打ち明けます。

その会話を隣で聞いていたイ・グァンジャ。

一方オ・ジピョンを失った司憲府は、ヨニン君と義禁府に復讐をすると誓います。

ムンスやユン・ヒョクを除く司憲府は、景宗の前にひざまずいてヨニン君事件の捜査権を引き渡してほしいと訴え、もし要求を聞いてくれない場合は、司憲府の全員が辞職すると要求します。

これに景宗はやむを得ず「余は司憲府に世弟を引き渡すことを認める。」と答え、司憲府の要求を呑む代わりに、ヨニン君が濡れ衣を晴らすための三日間の猶予を与えさせます。

義禁府はヨニン君に「自らの無実と事件の真相を明らかにすること。そうでなければ斎坐庁に立つことになる。」という景宗の御命を伝えて、ヨニン君に三日間の猶予を与えます。

一方司憲府がヨニン君を捜査しようとしている動きに賛同しないムンスに対して、「新人のくせに。」と嫌味を言う司憲府の上司。

ムンスは上司に反論してヒョクと出て行こうとすると、「狂ったのか?」と怒りをあらわにする上司。

ヨニン君の事件で民心が乱れてざわつき、賤民たちがヨニン君を「賤民出身」と陰口を言い始めます。

老論派と少論派は、お互い相手のせいにして紛争します。

司憲府に移送される前に三日間の猶予を与えられて出て来たヨニン君に、駆け寄る侍従武官チャドンとチョホン。

そして宮女の服を着たヨジも待っていて、ヨニン君に捜査の報告をします。

ヨニン君はタルムンを訪ね、刺客組織について尋ねます。

タルムンは「粛宗の時代に存在した組織だが、今はほぼなくなっているはず。」と答えます。

ヨニン君はタルムンに犯人が少女だったと伝え、ムンス、ヨジ、タルムンと一緒に事件の捜査を開始します。

ヨニン君はヨジに「私が見たのは”刺客”という入れ墨だった。オ・ジピョンを殺したのは、まだ幼い賤民の少女だった。」と手がかりを提供します。

ムンスは特有の鋭い捜査力で刺客組織のアジトを見つけます。

そしてムンスは最近頻繁に起きている両班殺人事件との共通点を探ります。

その結果オ・ジピョンだけではなく、殺された両班たちがひどく泥酔していて、しかも犯人が殺害した際、一度で急所を狙ったのではなく、何度も刺して殺害している点を指摘し、刺客は力の弱い幼い少女であると見て集中的に調査します。

そんな中ヨニン君とヨジは、宮殿で床下を掃除している少女の手にすすがついているのを見て、殺人を犯した少女だと思い出します。

その少女を見つけたヨニン君は「お前がなぜ両班を殺したか知りたい。お前がそんなことをするしかなかった理由を知って助けたい。」と尋ねます。

「両班のあんたがどうやって私を助けられるのか。小作料のために清国に売られる身なのに。」と少女。

続けて少女は「身売りされずにただ朝鮮の地で家族と一緒に暮らしたかった。」と厳しい家庭の事情を打ち明けて、誰かが清国に人身売買をしようとしていたと答えます。

すると見張りの兵士に気づかれ、ヨニン君は少女を逃がします。

ヨニン君はこの事情を景宗に伝え、「少女が犯した罪は決して黙って見過ごすことはできないが、その少女たちの手に剣を握らせたこの国の弊害を正してほしい。」とお願いします。

「国の民をも守ることができず清国に売られて行く、その少女に余の部屋を暖めさせていたとは・・・。」と自分の無力さを嘆いてため息をつく景宗。

その二人の会話をそばで聞いていたイ・グァンジャは、ヨニン君の深い考えに感動します。

大妃・仁元王后はグァンジャを呼び出し「世弟はどうか。」と尋ねると、「よく分かりません。まだ世弟様がどのような方なのか。けれどもただ一つ王才と言えば、将来この国に必要な王才があの方にはあるかもしれません。」と答えるグァンジャ。

チョン・ユニョンは寺に行きます。

その寺ではミルプン君が釈迦像に敬拝しています。

「思ったより早く知らせが来たでしょ。」とユニョン。

「静かにしろ。ここをどこだと思っているんだ。」とミルプン君は言い、ト・ジグァンを訪ねます。

一方ビョンジュはミン・ジノンを訪ね、密談をします。

ジノンは「これだけ話せば、そなたが知っている話をしてくれるだろう。なぜ王様が世弟に三日の猶予を与えたか、知っているか?」と言って、ビョンジュから秘密の話を聞き出します。

ト・ジグァンの妓楼では、「オ・ジピョンとやらが人の店で死にやがって、営業できないじゃないか。」と文句を言っていると、ユニョンと遊びに来て酒を飲むミルプン君。

ジグァンは「お前は誰だ。勝手に来て店を開けさせるとは。」と怒ると、ジグァンに皿を投げつけるミルプン君。

ユニョンが止めるのも聞かずに、「昔ならとっくにお前の目を潰しているが・・・。俺はお前を助けに来た。」とミルプン君は言い、ジグァンを自分の側につけ手を組みます。

翌日ヨジとムンスはジグァンの妓楼を訪ね、「お前を不法人身売買容疑で逮捕する。」と言いますが、ジグァンの隣でミルプン君がムンスたちを妨げます。

その頃ヨニン君は捜査のため司憲府に行き、ビョンジュに会います。

ところがその時ジノンが犯人の少女を連れてヨニン君の前に現ると、「お前がどうして・・・。」と戸惑うヨニン君。

写真出典:https://programs.sbs.co.kr/drama/haechi

あとがき

前回は登場しなかったミルプン君が再登場しましたが、ト・ジグァンの黒幕がミルプン君かと思っていましたが、これから同類項同士で手を組むようですね。

ヨニン君は司憲府には犯人に間違えられてしまいましたが、景宗には真実を明かして信じてもらえたのが、せめてもの幸いですが、少女を犯人として突き出すことができないヨニン君。

これからどのようにして、この局面を乗り越えるでしょうか。

次回が気になります。

韓国第19話の視聴率は6.1%、

第20話の視聴率は7.2%でした。