2019年2月11日〜4月30日

SBSで放送の月火ドラマ

「ヘチ」~王座への道~

第20話のあらすじ紹介です。

※ネタバレを含みますので注意!

写真出典: https://programs.sbs.co.kr/drama/haechi

写真出典: https://programs.sbs.co.kr/drama/haechi

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<[ヘチ]~王座への道~　第20話あらすじ>

都城をはじめ全国に広まった疫病は、何者かが井戸に毒を盛ったと考える英祖は、疫病から来る恐怖による暴動を防ぐために、活人署に集まった民たちの前に姿を現します。

英祖が王だと分かった民たちが地にひれ伏すと、英祖は老人に手を差し伸べて起こし、民たちが少しでも不安を和らげるように「これは疫病ではない。必ず治るから心配しないように。私は必ずみなを助けるからもう少し待ってほしい。」と声を掛けます。

民たちは、生まれて初めて王様を近くで見た、こんなに賤しい身分なのに声を掛けてくれたと涙を浮かべます。

タルムンは檄文を見て驚き、「なぜこんなものが都城に広まっているのだ。」と怒りをあらわにします。

宮殿に戻った英祖は老論派ミン・ジノンと少論派チョ・テグと話をします。

「王様、あれほど大変な場所に行かれるとは、臣下たちに任せれば良かったものを。」とジノン。

「無責任なこととは思うが、私が直接行かなければ暴動が起こる一歩手前であった。私でなければ誰が止めることができただろうか。」と英祖。

そして英祖はジノンに、汚染した井戸を閉鎖し、きれいな水を民に分け与えるようにと命じます。

今回の疫病が発生した忠清道清州では、すぐに病が治まったので、英祖はテグに命じてその理由を探るためにどんな薬を使ったのか医員たちを現地に向かわせ、調べさせます。

そして戻った医員に同じ薬を作らせ、活人署でも民たちに処方すると、患者たちはみるみる良くなります。

英祖は仁元王后にもその薬を飲ませるようにと命じます。

ところが少論派の臣下たちと南人派は、英祖の対応やテグに対して怒りをあらわにします。

そしてテグに「我々は決して王様に従うこときができません。」と不満を言い、英祖に従うテグに対しても従うことができないと反論します。

パク・ムンスはウィ・ビョンジュを尾行しています。

するとビョンジュが清州の官衙兵から、武器倉庫のカギを受け取っているのを目撃します。

ムンスはビョンジュの後をつけて行くと、山塞にやって来ます。

ムンスは門番を倒して門番の服を着て中へ侵入すると、反乱兵や武器、訓練の様子を目撃して驚愕します。

ビョンジュがインジャに武器倉庫のカギを渡すのを見たムンス。

インジャはビョンジュに「ここだけでなく、都城や宮殿内にも全国に同志がいる。」と話しているのをムンスが聞き耳を立てています。

その頃ミルプン君は辺りをうろうろしていて門番が倒れているのを発見し、「ねずみが入って来たのに、気づかないのか!」と叫びます。

その言葉にインジャは、実行日を早めると言います。

何とか無事に山塞を脱出したムンスは馬に乗り、急いでイ・グァンジャの元へ走ります。

薬を飲んだ仁元王后は体を起こし、ヨジの看病のお陰だとお礼を言います。

そこへ仁元王后の見舞いに来た英祖は、起き上がった王后を見て喜びます。

「王様が私を助けてくださったそうだな。」と仁元王后。

英祖が喜んで仁元王后にお礼を言うと、「礼を言うのは私の方だ。ヨジが私の看病をしてくれた。」と仁元王后。

黙って見つめあう英祖とヨジ。

英祖が部屋を出ると、後を追うヨジは「王様、宮殿で何か起きているのでしょうか。兵士たちの動きが尋常ではないようです。」と尋ねます。

「何でもない。だがこれは始まりにすぎない。何が起きるか分からない。でもお前がそばにいてくれているではないか。心配するな。」とほほ笑む英祖。

疫病にかかった民たちは回復し王様の徳だと喜び、英祖を褒めたたえ、民たちが回復したと報告を受けた英祖は喜びます。

その様子を聞いたイ・インジャは、「なかなか手強い相手だ。甘く見てはいけない。」と山塞に戻って行きます。

インジャから話を聞いたミルプン君は、「王が疫病を治したとさ。お前の部下たちが、反乱は失敗するんじゃないかと恐れて、ささやいているぞ。」とあざ笑います。

無言で立ち去るインジャは、部下たちに「動揺せずに今までの計画どおりに準備しろ。」と命じます。

「そうやってまだ生意気な態度をするのか。どうせ必要なのは俺じゃなくてお前だからな。」とミルプン君。

ミルプン君とビョンジュが流刑地から脱走したのは、何者かが手助けしていると考える英祖。

ユン・ヒョクも英祖と同じ考えだと言います。

英祖は夜お忍びでタルムンに会いに外に出て行きます。

その様子を静かに見ている捕盗庁長。

宮殿の中にインジャの反乱の企てを助ける間諜がいると報告を受けるタルムン。

グァンジャとチョ・ヒョンミョンはタルムンの元を訪ね、そこに英祖も加わり、ムンスから受けた報告をもとに、タルムンは英祖に、インジャが送った間諜が宮殿内にいることや、インジャが謀反の反乱を企んでいることを報告します。

そしてムンスからの報告で、ビョンジュを清州で目撃したことから、疫病が流行った清州で毒を盛られたこと、そして清州で反乱が計画されていることを知ります。

テグに従えないと反旗を翻した少論派と南人派の臣下たちは、宮殿の外に出て行きます。

臣下たちは山の中へ入って行くと、松明をもって待っているインジャたち。

「誓いを立てるために先代王の墓があるこの場に呼んだ。」とインジャ。

少論派の臣下たちはインジャと一緒にいるビョンジュを見て、驚きます。

「我々少論派と南人派が、老論派にどれほど迫害を受けたことか。今の王が先代王を殺して王になり、老論派の側に立っている。我々が黙っているわけにはいかない。」とインジャ。

そして「どんな犠牲が伴おうと、この汚い世の中を覆すのだ。」と宣言するインジャ。

英祖は宮殿に戻り、ジノンとテグを呼び、隠密に間諜を突き止めるようにと指示を出します。

そして英祖はグァンジャとヒョンミョンに密かに兵曹判書の地位を与えます。

ムンスはインジャが準備している反乱軍が数千にも及ぶこと、そして慶尚道、全羅道、平安道でも同時に挙兵する計画を立てていることを英祖に報告し、英祖はすぐにヒョンミョンを清州に送ります。

その夜英祖はグァンジャを捕盗庁へ向かわせ、捕盗庁の兵を制圧します。

インジャの間諜は部下たちを東の方に移動させ、「今夜、英祖の首を取る。」と宣言します。

その言葉に部下が遮ろうとすると、その部下を斬り付ける捕盗庁長をムンスとヒョクが捕らえます。

英祖のそばを見張っていたヨジはインジャが送った間諜と出くわし、ヨジは闘いますが、首に剣を突き付けられます。

その物音に外へ出て来た英祖はヨジを助け、グァンジャ、ヒョンミョン、ムンス、そしてヒョクも間諜をすべて捕まえます。

英祖はムンスを見て、涙を浮かべます。

英祖の命を受けてヒョンミョンが清州に向かったものの一歩出遅れ、そこへ知らせが届きます。

インジャが動き出して忠清道が陥落したと報告を受けた英祖は「ついにイ・インジャが・・・。」と怒りをあらわにします。

宮殿内にも松明が灯り、少論派が反乱軍と手を組んだと知り、ジノンと共にいるテグは気が動転してしまいます。

忠清道の清州城で勝利を掲げるインジャ。

写真出典:https://programs.sbs.co.kr/drama/haechi

あとがき

1728年英祖が王に就き、これに政治的危機を感じた少論派の過激派と一部の南人派たちが、王族であるイ・インジャと手を組み、反乱を起こしたという実話が基になっている今回の展開。

この結末はインジャが捕らえられ、漢陽に移送されるという史実ですから、英祖が強い指揮力を発揮するのではないかと思います。

ちなみにこの時の反乱軍の方式が後の「ホン・ギョンネの乱」につながるとのことで、ホン・ギョンネがまさに「雲が描いた月明かり」のホン・ラオンの父親ということですね。

とにかく今回のインジャの乱で、一度は身を引いたムンスたちがまた登場して大活躍しました。

ドラマの最後までこの活躍が続くといいですが、ヨジは宮女ということもあり、もう少し前面に出て来たらもっと盛り上がるのではないかと思います。

韓国第39話の視聴率は6.9%、

第40話の視聴率は8.1%でした。