2019年2月11日〜4月30日

SBSで放送の月火ドラマ

「ヘチ」~王座への道~

第8話のあらすじ紹介です。

※ネタバレを含みますので注意!

写真出典: https://programs.sbs.co.kr/drama/haechi

写真出典: https://programs.sbs.co.kr/drama/haechi

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<[ヘチ]~王座への道~　第8話あらすじ>

尾行してきた老人に襲われて負傷したヨジは気絶し、縄で縛られて拉致されますが、ヨニン君ではなくヨジたと知る老人。

一方馬で宮殿に向かっていたヨニン君の前にタルムンが現れ、ヨニン君の首に剣を突き付けます。

「ミン・ジノンは我々を守り、俺は彼を守る。ところでヨニン君は邪魔者ではないか。」とタルムン。

「やはりお前はジノンの命令を受けて、いいかげんにはしないな。」とヨニン君。

「政治の争いには巻き込まれたくはなかった。ただ仲間のための力が必要なだけだ。」とタルムンは言い、ヨニン君を切るのをためらいます。

そしてタルムンは「これからはヨニン君と共にする。」と言いヨニン君に手を差し伸べると、ヨニン君はタルムンの手を強く握ります。

タルムンはヨニン君を、地下にある自分のアジトに案内します。

そこではタルムンの部下クンテがヨニン君の知らない宮殿での出来事を報告し、ヨニン君はキム・チャンジュンとイ・イギョムがヨニン君を世弟に推戴した事実を知り、驚きます。

そしてジノンが少論派を訪ねては、逆心を利用して力を集めていると聞きます。

するとヨニン君はそのアジトの地下通路を通って景宗に会いに行きます。

景宗はヨニン君に「初めから老論派の王になろうとして、余を利用してきたのか?」と怒りをあらわにします。

「世継ぎとして決心はしましたが、老論派を阻止しようとしたのも本心です。」とヨニン君。

自分を信じ切れていない景宗に「ただ真実をお伝えしにまいりました。あの時、王様に謁見して考えが変わりました。私を信じることが出来なければ謀反の罪にすればよい。私には老論派も少論派もありません。私はただこの国を案ずるのみでございます。」と涙で訴えるヨニン君。

その頃ジノンとキム・チャンジュン、イ・イギョムや老論派の臣下たちが集まり、世子の座を巡って議論をしています。

チャンジュンとイギョムは、ヨニン君を世弟にすると言いますが、ジノンと他の老論派たちは「賤しい身分になぜ頭を下げなければいけないのか。」と反対します。

ジノンは仁元王后を訪ねます。

「ヨニン君を世弟にしてはいけませぬ。賤しい身分ではないですか。」とジノン。

「ヨニン君も王子で、粛宗王の息子ではないか。」と仁元王后。

それでも賤しい身分を理由に反対するジノンに、怒りを堪えながら「それならヨニン君を私の養子に迎えればよいですね。そうすればさすがに賤しい身分とは言えないでしょう。」と仁元王后。

「それでもヨニン君は世弟にはなれません。」とジノン。

「なぜなのだ。」と尋ねる仁元王后。

その話はタルムンからムンスに、「もしヨニン君が世弟になれなければ老論派、少論派を問わず、ヨニン君を謀反の罪に仕立て上げて捕まえるだろう。」と伝えられます。

ムンスは司憲府ウィ・ビョンジュを訪ねて、ヨニン君について「司憲府では何も動くな。」と話をします。

ビョンジュは司憲府の仲間に、「老論派や少論派の動きに動じず、聞かなかったことにしよう。」と言い、ヨニン君の謀反の罪に関して追及しない方針とします。

ヨニン君は景宗との謁見を終えて部屋を出ると、ミルプン君と鉢合わせとなります。

すると景宗に会いに来たミルプン君は中に入れろと大騒ぎし、内侍がミルプン君を止めます。

「昨夜は死んでいるはずだったのに、大勢でお前一人を殺せなかった。」とミルプン君。

「刺客を送ったのは、お前か?」と驚き、自分の命を狙っていたのがミルプン君とジノンであることを知ったヨニン君。

そしてヨジがいないことに気づくヨニン君。

ジノンは景宗に会い、ヨニン君はダメだと伝えます。

宮殿を出たジノンはヨニン君を見て、まだ生きていたのかと驚きます。

ヨニン君はジノンに、「昨夜、私のような恰好をした者がいなくなった。もし何かあったら私は大監の首を切る。」と迫ります。

ムンスもヨジがいないことを不審に思い、ムンスとタルムンはヨジを助けに行くと、腕を縛られていた縄を自ら解き、老人と闘っているヨジ。

ムンスもすぐに応戦しますが、老人の力に押さえられるムンス。

タルムンは老人の足をつまずかせ、その間にムンスとタルムンはヨジを起こします。

その間に起きあがった老人を、ヨジがまた足を引っ掛けて倒します

ヨジは「足を折ったら痛みを感じなくても歩けないだろ。」と嫌味を言って出て行きますが、大ケガを負っているヨジ。

ムンスに抱えられたヨジは気絶をし、ムンスはヨジを負ぶって、「弟がケガをした!」と叫びながら大急ぎでヨジを連れて帰ります。

ヨニン君は負傷したヨジを見て、「こんなにひどい目に遭わせて申し訳ない。」と謝り涙を流します。

「ケガをしたのが大監でなくて私で幸いです。」とヨジ。

景宗は正式にヨニン君を世弟として宣言します。

ヨニン君がいるジョンソクの家に押しかけて来る内禁衛の兵士たち。

ヨニン君が謀反の罪で捕まえられると知っているので、ヨニン君は不在だと言いますが、捕まるのを覚悟しているヨニン君。

ところが内禁衛の大将と捕卒たちは「王様の命令で世弟様をお守りいたします。」とヨニン君の前にひざまずき、忠誠を誓います。

驚くヨニン君たち。

「みんな、聞いたか?俺が世弟だと。」とヨニン君は涙を流し、ムンスたちも喜んで涙を流します。

ヨニン君の妻ソ氏は、ヨニン君について宮殿に行くと言い荷物をまとめ、チョホンはヨニン君の服をチャドンに持たせます。

するとチョホンにも荷物を準備して宮殿に行くようにと言うチャドン。

チョホンは「側室になるにはヨニン君と合房しなくてはいけないのでは?私はヨニン君と寝所を共にしていないのです。」と言うと、驚くチャドン。

タルムンはヨニン君に会い、「おめでとうございます。」と挨拶すると、「これからもよろしくな。」とヨニン君。

「すべてはそなたのおかげだ。いつかこの国で一番王らしい王になる約束、忘れない。」とヨニン君。

「それならこれからは私から習うことが多いですよ。巷の王はこの私タルムンなのだから。」とタルムン。

タルムンはヨニン君に薬を渡し、「ヨニン君がヨジを特別に想っているようだから、この薬をヨジに・・・。」と言います。

「俺が?」とヨニン君は薬を受け取り、ヨジに持って行きます。

「自分のキズは自分が一番分かるだろうから、自分でつけろ。」と薬をヨジに渡すヨニン君。

「いつもそうですよね。笠の時も。」とヨジ。

戸惑うヨニン君。

ムンスは科挙の試験の合格発表を見に行くと、首席ではないものの合格していて「やっと俺の名前が!!!」と感激するムンス。

ムンスは司憲府の新人として所属されると、「お前たち、終わりだな。」と監察たちを見て心の中でつぶやくムンス。

そしてヨジ、アボン、ケドルも司憲府に入ります。

ヨニン君が宮殿に入る日。

ジノンはヨニン君に対して不満を抱き、景宗に「ヨニン君はなりませぬ。」と叫びます。

けれども景宗はジノンに「大監が叫ぶのを見ると、私の考えが合っていたようだ。」と言います。

景宗がヨニン君を世弟にするために、仁元王后の功がありました。

「ヨニン君の件は王様に一任します。」と仁元王后。

「その言葉は本心であるか?余がしようとしていることを信じて従ってくれるか?」と景宗が尋ねると、「信じる。」と答える仁元王后。

粛宗とチャン禧嬪の間に生まれた景宗は、貧弱だと宮女にまで言われ、王位に就いても老論派や臣下たちに押さえつけられてきましたが、ヨニン君に対して驚くべき剛直さで老論派に対抗し、ヨニン君を世弟に推戴したのでした。

ヨニン君は王族の衣装を身にまとい入宮すると、すべての文官と武官、役人たちはヨニン君に敬礼します。

ヨニン君は景宗の前に進むとジノンに向かって「そなたの忠言のおかげでこの場にいる。これからもよろしく頼む。」と言います。

ヨニン君と目も合わせたくないミルプン君は、ずっとそっぽを向いています。

世弟冊封が始まり、景宗は冊封式を執り行います。

「そなたと余が望むのは同じであることを信じたい。」と景宗。

「私はいつでも王様の御命に従います。」とヨニン君。

みなヨニン君に頭を下げます。

写真出典:https://programs.sbs.co.kr/drama/haechi

あとがき

ヨニン君がいよいよ世弟(セジェ)に冊封されましたが、当時の朝鮮では王にお世継ぎがなく、その弟で次期王になる者を世弟と言ったそうです。

結局は王位争いと言うことになりますが、ヨニン君が王になることを反対しているミン・ジノンたちはまだまだ健在ですし、殺人を繰り返しているミルプン君もまだ王位を諦めたわけではないので、これからも熾烈な争いが待っていそうです。

ムンスも無事に科挙に合格して司憲府に配属になり、今までの不正をすべて暴くのではないかと思いますが、無防備に動くと老論派にやられてしまうのではないかと、ちょっぴり心配ではあります。

ところがヨニン君には妻ソ氏がいる中、ヨジに対する恋心も見え隠れして、これからヨジとの関係に変化があるのかも気になります。

韓国第15話の視聴率は6.6%、

第16話の視聴率は7.9%でした。